在宅SE活用インタビュー
いつか社内でコネクティルチームを作りたい。
そう思えるエンジニアに出会えた
株式会社アイ・ディー・シー
主な事業内容:
商社から製造業、レンタカーなどのリースレンタル会社まで、さまざまな企業の業務システムを受託開発。その他、メール自動送受信パッケージ『FREE MAIL Plus』をはじめとした自社サービスも開発・提供している。
https://www.idcltd.co.jp/
株式会社アイ・ディー・シー
代表取締役社長 小林 慎二様
第2システム営業部 部長 川口 賢治様
企画営業部 部長 金星 利光様
“RPGを使えるエンジニアは、当社でまさに必要な人材だった”
在宅エンジニアを活用しようと考えられたきっかけや理由はございますか?
小林様:ありがたいことに、お客様からたくさんのお仕事を頂いている状態です。これまで当社では未経験者を採用し、社内でイチから教育して一人前のエンジニアとして活躍してもらっていました。でも案件がどんどん増える中で、社内の人員のみでは急な開発の依頼などに対応しきれなくなってきました。
中でも困っていたのは、とある自社パッケージ開発でRPGを使う必要が出たときでした。RPGは歴史ある言語ですが、現在使いこなせるエンジニアの数はどんどん減っています。そんなときコネクティルさんから、在宅エンジニアにRPGでの開発経験者がいると聞きました。あのタイミングで「まさに当社に必要な人材だ」と思い、お迎えすることになりました。それが今もお世話になっている小金澤さんです。
またコネクティルさんの場合は、コスト面も嬉しいポイントでした。他社と比べ、コネクティルさんは在宅エンジニアの稼働工数分のみの契約ができるため最小限のコストに抑えられました。
在宅エンジニアには具体的にどのような業務を任せていますか?
川口様:現在は3案件で計4名の在宅エンジニアに稼働していただいています。
先ほど申し上げたRPG言語での自社パッケージは、おかげさまで無事リリースできました。このシステムをとある会社様にご提供したのですが、その保守業務を、引き続き小金澤さんにお任せしています。
そして二つ目の案件は、UiPathを用いたRPAツールの開発です。海外の企業様とのやり取りが盛んな貿易会社様の、見積り管理システムの自動化を進めているところです。こちらは、浅野さんと五十嵐さんに参画いただいています。
最後に3つ目。先ほどと同じ貿易会社様における、メーラーの自動振り分けシステムの開発です。こちらの貿易会社様は、毎日多岐にわたる取引先と大量のメールを交わしています。ですが基本的には企業内のグループメールアドレスで受信されているため、各担当者様へ自動で振り分けしたいとご要望を頂きました。こちらは岡山さんに参画していただき、C#とVB.netを用いた開発が進んでいます。
在宅エンジニアのパフォーマンスは如何ですか?
川口様:みなさんスキルが高く、こちらの課題や要望にしっかりと応えてくれる方ばかりです。
小金澤さんは実はRPG言語を使うのが久しぶりだったようで、自社パッケージ開発の前に、復習をかねて他の案件にジョインしてもらいました。しかし、さすがキャッチアップがとても早く、頼もしい存在になってくださいました。現在ではさらに知識もアップデートされており、完全にWin-Winな関係を築けていますね。
浅野さんについては「UiPath経験が豊富」とスキルシートに書いてあり、即戦力だと感じました。嬉しいことに、こちらが期待していた以上のスキルを発揮してくれています。
五十嵐さんはUiPath未経験だったものの、別のRPAツール「Power Automate」使用経験があったため参画をお願いしました。かなり自主的にUiPathを勉強されており、その習得度と熱意を見て、お迎えして良かったと感じています。
最後に岡山さん。彼女にお任せしているメーラーの自動振り分けは、スタートから険しい道のりでした。Outlookを用いること以外は手探りの要素も多かったのですが、そこで岡山さんには調査から入ってもらい、一つひとつ一緒に決定しながら進めることができました。
お客様は、当社をシステム開発のプロフェッショナルと見なし、向き合ってくださいます。不安にさせるようなことはしたくありませんので、当社の知識を補完していただける岡山さんは心強かったです。
スキルや人物像などがわかるエピソードがあれば教えてください。
川口様:みなさんとてもコミュニケーションをとりやすく、非常にありがたく感じています。
小金澤さんは子育て中の在宅エンジニアなのですが、私にも子供がおり、家族の話で良く盛り上がっていますね。そういったところでも親近感が湧いています。また浅野さんは冗談で笑わせてくれることも多く、五十嵐さんも穏やかな性格で、とても雰囲気が和みます。岡山さんはとてもまっすぐな方で、一つひとつの物事を丁寧に考えてくれます。思わず頼ってしまう存在です。
“それぞれの人柄に、「この人たちなら大丈夫だ」と安心”
近くにいない相手に仕事を任せることに抵抗はありませんでしたか?
川口様:特にありませんでしたね。もともと当社にリモートワークの土壌があることは大きかったかもしれません。ご家族の転勤をきっかけに一度退職した社員を、リモートワークを基本として再雇用したこともあります。
またコロナ禍を経験して、リモートワークはかなり一般的に広がったと考えております。そういった意味でも在宅エンジニアというスタイルは決して珍しいものではなく、不安は特にありませんでした。
セキュリティ面で何か不安はありましたでしょうか?
川口様:やはりしっかり検討すべきだと考えています。そのため在宅エンジニア4名とは、最初かなり慎重にやり取りしていました。しかしその人柄を見て、「この人たちなら大丈夫だ」と安心したのを覚えています。
もちろん、どうしても社内に留めなければならない情報やコマンド、アクセス権などはあります。ですがやはり、一緒に仕事を進めるチームとして、あまりがんじがらめにはしたくありません。4名の人柄ありきではありますが、基本的には信頼してお任せできていますね。
小林様:こういった安心できる在宅エンジニアさんを吟味されているコネクティルさん自体も信用しています。秘密保持契約(NDA)もしっかりと結んでいるため、特に不安に思っていることはありません。
業務内容の確認やコミュニケーション、実績管理に不安はありましたでしょうか?
川口様:在宅エンジニアの方々には、工程に対する進捗表を毎日作成いただいています。みなさんきちんと明記してくださっているため、「ここまで進んだのか」「こちらについては対応中なのか」と、一目で把握できています。
またチャットツールで連絡を取るようにしており、日中もリアルタイムで状況を報告してもらったり、不明点を確認してもらったりしています。 私もみなさんが不安にならないよう、頂いた連絡にはなるべく早く返信しようと心がけていますね。
小林様:企業を通してとはいえ、個人のエンジニアに任せることを不安に感じる企業は多いかもしれません。ですが在宅エンジニアのみなさんのプロ意識は、かなり高い という印象を受けています。フリーランスのエンジニアとして責任感を強く持ち、きちんと結果を出そうとしていることがうかがえます。そのため報連相は綿密で、時たま「当社も見習わなければ」と思ってしまうほどです。
川口様:たしかに、特に小金澤さんには細かな業務をたくさんお願いしているんですが、一つひとつの業務報告をドキュメントで提出してくださいます。ここまでしてくださる方は珍しいのではないでしょうか。
在宅エンジニアへの依頼の仕方や業務をうまくまわすコツなど、フルリモートならではの工夫があれば教えてください。
川口様:「分からないことやイレギュラーな事態は、なるべくすぐに解決すること」ではないでしょうか。こちらは在宅エンジニアだけでなく、当社側としても大切にしています。
一度は順調にスタートした案件でも、お客様や当社の事情で状況が変わることもよくあります。そうしたときはまず社内で話し合いますが、在宅エンジニアともWebミーティングなどですぐ情報共有するようにしています。ちょっとしたことでも、チャットでの連絡は欠かしません。先ほど申しあげた通り、在宅エンジニアのみなさんは連絡がこまめなので助かっていますね。
岡山さんについて記憶に残っているのは、何かあればまずすぐに当社に相談してくれる ことですね。お客様である貿易会社様に直接問い合わせることはできるのですが、内容によってはこちらで解決すべきものもあります。エンジニアとしてのプロ意識を持ちつつも、1人だけで判断せずこちらに掛け合ってくれる姿勢は大変ありがたいです。しっかりと二人三脚できていると感じています。
“止まっていたプロジェクトが、わずか3ヶ月でリリース”
在宅スタッフを活用してみた結果はいかがでしたか?
金星様:小金澤さんの参画がなければ、自社パッケージは予定通りリリースできなかったかもしれません。
実は、このパッケージは4~5年にわたって「こんなシステムにしよう」と企画が進んでいました。その中で構想に上がった新機能は、RPGでの開発が不可欠でした。私も基礎的なRPGのプログラミングはできますが、私のメイン業務は販売ですから、とても時間を作ることができませんでした。社内でもかなり困っていたときに小金澤さんと出会い、商品化まで一気に進みました。
ただ、こうして業務委託で外部のエンジニアに参画いただくのは初めての経験でした。そのためやはり「本当にうまくいくのか」という点は少し心配でしたね。ですがそんな不安はすぐ払拭されました。
長年立ち止まっていたプロジェクトが、本格稼働からリリースまでわずか3ヶ月で実現した のです。確かに、川口のもとでRPGを復習するリハビリ期間はありましたが、ベースがしっかりしていたからこそ、すぐに技術を取り戻せたのだと思います。
おかげさまで販売実績も順調に伸び、この自社パッケージは当社の1事業として大きく前進しました。
小林様:技術力もそうですが、開発側の視点だけに立たず、実際システムを扱うユーザー側の視点に立ってくれる様子もうかがえました。そういったパッケージのコンセプトを理解してから開発に入れたのも大きいと思います。
もちろん小金澤さんだけでなく、4名の方それぞれが、当社の立派な技術力・リソースとして貢献してくださっています。やはりZAITサービスを取り入れる前よりも、業務のテンポが各段に早くなったのです。今まではご依頼された案件を、社内の限られた人数でこなすことで手いっぱいでした。しかし今は余裕もでき、その分のリソースを活用して、新たな案件や事業に挑戦しようかという話も出ています。
在宅スタッフの活用について今後の展望をお聞かせください。また、在宅エンジニアの課題はありますか?
小林様:私の中で考えていることですが、ゆくゆくは当社で正式に「コネクティルチーム」のような部隊を作るのも面白そうだと考えています。当社アイ・ディー・シーと在宅エンジニアの技術力を掛け合わせ、フル活用できるようなチームです。
というのも、お客様からも在宅エンジニアの評判はいいんです。先日、とあるお客様から案件の内容を褒めていただいたとき「これもコネクティルさんのエンジニアが担当したんですか?」とおっしゃっていたんです。
そのため今後も、技術が高く即戦力になるような方がいれば、どんどんお任せしたいです。現在の4名のようにプログラミングできる方はもちろん、システムエンジニアとして総合的にご活躍いただける方もいれば、喜んでお迎えしたいですね。
これまでのご経験から、ZAITサービスはどのような案件にお勧めできると思われますか?
小林様:RPG経験者を強く求めていた当社のように、今、社内にない技術力を求めている企業にはぜひ活用してほしいですね。
「必要な技術を発揮できる人材がいない、でも自社で何とか成功させたい」と悩んでいるところも多いのではないでしょうか。そういったときに、必要な技術・必要なリソースに応じてエンジニアを迎えられるのはとても心強かったです。
川口様:受託開発を手がける企業として思うのですが、やはりお客様の要望に対して「No(できない)」とは言いたくないのです。それでせっかくのご依頼をお断りしてしまうのはもったいないことです。例え社内のメンバーだけでは厳しいことでも、在宅エンジニアの力を借りれば、「なんとかしてみます」といった挽回もできます。
小林様:「アイ・ディー・シーに依頼すれば、周囲の技術やリソースも駆使しながら実現してくれる」と、そうした可能性が当社にはあると、お客様にご期待いただけるようになったと感じています。
川口様:そうして期待以上のものを形にすればお客様もハッピーですし、価値を提供できた当社もハッピーです。ご自身に合った環境で活躍しながらスキルアップできる在宅エンジニアもハッピーではないでしょうか。そうして“三方よし”の関係を続けていければと考えています。
株式会社アイ・ディー・シー様で活躍する在宅エンジニア
【 40代 埼玉県在住 小金澤さん】
RPGを用いたシステム開発に9年間携わり、結婚を機に一旦退職。
子育てが落ち着いたタイミングで、「開発にもう一度チャレンジしたい」と再スタートを切る。現在株式会社アイ・ディー・シー様ではRPGでのプログラム改修をメインに担当している。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?
通勤がないため、格段に時間を有効活用できるようになりました。また最大のメリットは、子供が学校から帰ったときも家にいられることです。私にとっても子供にとっても安心な環境になりました。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
ミスやすれ違いによる戻り作業が発生しないよう、疑問点はすぐ確認・相談するようにしています。担当者様からのレスポンスも早く、作業を止めることなく進められるので大変ありがたいです。
また、業務の中で知らない技術を習得できる機会も多いため、今後も生かせるように自分なりの備忘録を残すようにしています。
アイ・ディー・シー様の業務に参画して良かったことを教えてください。
長期ブランクがあったため、最初は不安なスタートでした。ですがチームの皆様のサポートに助けられ、少しずつ昔の感覚を取り戻すことができました。エンジニアライフを再スタートでき、とても嬉しく思っております。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
人手不足の業界なので、まずは少しでも戦力になれるよう、スピードと正確さを兼ね揃えたエンジニアを目指して頑張りたいと考えています。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみてどうですか?
私は在宅ワークそのものが初めてでしたが、業務開始後のフォローも手厚く、落ち着いた環境で稼働できています。
【30代 東京都在住 浅野さん】
.NETでのアプリケーション開発やVBA・RPAでのロボ開発を経験。現在株式会社アイ・ディー・シー様ではUiPath Studioを用いた開発に携わっている。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?
在宅ということもあり独り言を漏らしても大丈夫な環境のため、開発で詰まったときなどに考えをまとめやすいです(笑)
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
業務ではチャットツールを用いるため、長くて読みにくい文章にならないように工夫 しています。箇条書きや強調表示等を利用して、自分の伝えたいことが一目で相手に伝わるように書いています。
アイ・ディー・シー様の業務に参画して良かったことを教えてください。
チームの皆様のお人柄が良く、気持ちよく業務できることです。開発側の考えを汲み取っていただけることも多く、大変ありがたく感じています。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
現在はRPAで開発していますが、過去の経験を活かしてVBAなどを組み合わせたロボも開発してみたいです。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみてどうですか?
通勤がなくなり、以前と比べて家事や趣味の時間が取れるようになりました。またフリーランスになって間もない頃にジョインしましたが、継続して案件を案内してもらえるため、安心してこの働き方を続けられています。
【30代 京都府在住 岡山さん】
ソフトウェア開発会社にて、主にC#およびVB.NETを使用したシステムの設計・開発に携わっていたが、夫の転勤と出産が重なり退職。現在は株式会社アイ・ディー・シー様で、C#を用いたOutlookのメール管理や自動化の業務を担当している。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?
昔は夏の暑い日の通勤で、体力を消耗していました。ですが現在は在宅で、きちんと仕事に集中できています。また子供が学校を休むときも、様子を見ながら業務にあたれるようになりました。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
疑問があればできるだけ早く確認するようにしています。主なコミュニケーションはチャットのため、まだまだ練習中ですが、自分の状況を分かりやすく伝えるように心がけています。
アイ・ディー・シー様の業務に参画して良かったことを教えてください。
今回の案件でOutlookの機能やAPIの理解が深まり、スキルアップできました。相談しやすい環境をお作りいただけること、また家庭の事情に合わせて業務を調整していただけることに感謝しております。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
未経験の言語や技術を使う案件にも携わってみたいです。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみてどうですか?
勇気を出して仕事を始めて良かったと感じています。「退職後もシステム開発経験を活かして働きたい」とずっと考えていたため、時短で仕事を再開できて大変うれしい限りです。また不安なときもコーディネーターさんがサポートしてくれるので心強いです。
小林様、川口様、金星様、小金澤さん、浅野さん、岡山さん 取材のご協力ありがとうございました。
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