在宅SE活用インタビュー
AI活用にも積極的な頼れるパートナー
もう彼女なしのプロジェクトは考えられません
株式会社ベンジャミン
主な事業内容:
AWS構築・支援事業を中心に、システム開発から運用保守まで幅広く展開。近年はベトナムに拠点を設け、オフショア開発事業も手がける。 AWSコンサルティングパートナーにも認定されている。
https://benjamin.co.jp/
株式会社ベンジャミン
取締役 兼 COO 梶間 剛 様
“「ライフステージが変わっても、システム開発に携わりたい」――そんな意欲的な方が多かった”
事業内容について、御社の強みと合わせて教えてください。
弊社はAWSを用いたシステム開発を得意とするSIerです。2021年にはAWSコンサルティングパートナーにも認定され、ベトナムにオフショア開発拠点も設けました。AWSを強みとする企業はインフラに注力するところが多いかもしれませんが、弊社ではシステム開発も可能です。また要件定義から運用保守まで一気通貫でお引き受けできますので、プロジェクトの予算や期間に対しても小回りが利く体制になっております。その点をご評価いただき、現在はお客様の約9割と直接取引しています。
お話を聞くと御社はかなり高い技術力をお持ちですが、エンジニアにはどんな素質を求めていますか?
経営ビジョンに「技術を誠実に届ける」と掲げているように、エンジニアには誠実さを強く求めています。例えば担当するプロジェクトに責任感を持って取り組むなど、基本的なことではありますが、この大前提をしっかりと持つ人と一緒に働きたいと考えています。
ZAITの在宅エンジニアを活用した決め手を教えてください。
コネクティルさんにお話を聞くと、ZAITの在宅エンジニアはもともと正社員のエンジニアとして活躍されており、「ライフステージなどが変わってもシステム開発に携わりたい」という意欲的な方が多い印象でした。そういった方であればぜひ弊社の力になっていただきたいと考えました。
また外部のエンジニアという点や、限られた時間で稼働するという点は特に気になりませんでした。というのも弊社はフルリモートワークの裁量労働制で、“時間ベースではなく、成果ベースで働くこと”が元来からのスタイルだからです。
“正社員エンジニア時代も、相当優秀だったのではないか”
ZAITの在宅エンジニアにどのような業務を任せていますか?
現在稼働されている松原さんには、主に複数プロジェクトのテスト業務をお任せしています。
正直なところ弊社は少人数のベンチャーということもあり、テストの仕様書はあまり整っているとは言えません。またお客様の要望にフレキシブルに応じたいという思いから、当初とは違う形でシステムが出来上がることも多く、そういった意味でもドキュメントはあまり揃っていないのです。
その点で、松原さんの対応には大変助けられています。松原さんは一つひとつのシステムがどのようなものかを実際に触りながらチェックし、そこからどういったテストを実施すべきかまでを仕様書に落とし込み、テストを実施してくださいます。指示された通りのテストを行うだけではなく、「このデータを入れてもエラーにならないか」といった視点を持つ姿には、エンジニアとしての理解度の高さがうかがえます。
松原の人物像がわかるエピソードがあれば教えてください。
お願いした仕事を確実にこなしてくださることはもちろん、+αの提案や相談が多いことにも好印象を受けています。例えば担当するテスト業務の中で、「少々気になるところがありまして……」「この部分、統一いたしましょうか?」と声をかけてくださるのです。
ここにもエンジニアとしての経験値を感じるのですが、私や弊社のエンジニアが細かく指示を出さなくても、簡単な依頼内容から本質的な要望を察知してくださるところが、松原さんの強みだと感じます。
時には、私が非常に立て込んでおり、お客様からの要望をそのままお伝えして対応していただくこともあります。その際も松原さんは的確にチケット化してくださったり、確認ポイントを記載したスプレッドシートを作ってくださるなど、レスポンスが早いのも非常にありがたいです。正社員エンジニア時代も、相当優秀だったのではないでしょうか。
もう私は、松原さんなしでのプロジェクトは考えられません。他の社員も言っていますが、ぜひずっと弊社と一緒に仕事していただきたいですね。
松原とのプロジェクトで特に印象的なものは何でしょうか?
大手の情報機器メーカーと、既存ソリューションに生成AIによる新機能を追加したプロジェクトです。少々苦戦したプロジェクトでしたが、松原さんのテストのおかげでかなり品質を上げることができました。
御社ではAIに関するプロジェクトも多いのでしょうか?
はい。近年は特に増えています。これは社員についての話ですが、毎週金曜の午後は全社員がプロジェクトを切り上げ、生成AIに関する勉強会を行っています。こうして生成AIを使った開発を模擬体験することで、生成AIの仕組みも、目まぐるしい進化も、どのように活用すればよいかも、そして「私たち人間のエンジニアは何をすべきか」も実感できるのです。
そして実は外部のエンジニアにも、生成AIのソフトウェアを無料で提供しています。ここでも松原さんはとても優秀です。社内エンジニアに依頼や報告をする際は生成AIで作ったイメージ画像を添付するなど、松原さんは積極的に生成AIを活用していますね。まだまだエンジニアの中には「生成AIは難しそう」と二の足を踏む人もいる中で、松原さんの前向きさには可能性を感じています。
生成AIへの知見は市場価値を高めるだけでなく、自身の業務効率化にもつながるので、どんどん活用してほしいですね。まぁ松原さんには、これ以上のスピードアップは求めていませんが(笑)。
御社はパートナーにも非常に協力的で、フランクに接してくださる姿勢をお持ちですね。
はい。代表の川尻も創業当時から、社員とパートナーといった垣根を気にせず接するように伝えていました。またオフィスは、パートナーの出社も歓迎しています。フリーアドレスなので基本的にどの席で仕事してもかまいませんし、もちろんランチに出前を頼んだってOKです。
川尻はパートナーについて、「仕事でコラボレーションする仲間」と捉えています。弊社には弊社の得意分野、パートナーにはパートナーの得意分野があり、力を合わせることでプロジェクトを成功させてまいりました。その中で川尻は常に「自社や社員だけではなく、パートナーの皆さんにも成長してほしい」と話しています。だからこそ松原さんにも変わらず意見を出していただきたいですし、「こんなことに挑戦したい」といった相談も大歓迎しています。
とてもオープンマインドな組織ですね。パートナーも安心して仕事できそうです。
とはいえ、もちろん無理はしてほしくありません。優秀な松原さんには助けられていることが多いですが、プライベートの予定などもあると思いますので、時間調整などは柔軟に対応しようと心がけていますね。
“在宅エンジニアのおかげで、PMが本来の仕事に集中できるようになった”
ZAITの在宅エンジニアを活用してみて、どのような変化がありましたか?
まず先ほど触れたように、システム開発の品質が格段に上がり、お客様にも胸を張れるような成果物を提供できています。
また、社内にも変化が表れています。ベンチャーである弊社では、1人のPMが複数の案件を抱えることも珍しくありません。その中でPMが修正依頼や再テストに応じ、進捗管理などといった本来の仕事が後手に回ってしまっていました。しかし松原さんをはじめとしたZAITの在宅エンジニアの力を借りることで、PMが行うべき仕事に時間を確保できるようになったのです。私にとっては、これが最大の変化かもしれません。
社内でこの体制をさらに強化すべく、近いうちに新たなZAITの在宅エンジニアをもう1人お迎えする予定です。
ZAITの在宅エンジニアを、どんな企業へおすすめしたいですか?
IT業界では、オフショア開発などで海外に拠点を持つ企業も多いかと思います。そこには言語の壁があり、もしかすると認識の齟齬やタイムロスに悩んでいるのではないでしょうか。ぜひそういった企業には、ZAITの在宅エンジニアをおすすめしたいです。
ベトナムとのオフショア開発を行う弊社では、松原さんにもチャットで現地とやり取りしてもらいます。翻訳は現地のエンジニアが行うのですが、松原さんは現地からの要望を適切にくみ取ったり、他のエンジニアと現地のやりとりを見て真似てくれたり、迅速にレスポンスしてくれたりと、とてもスムーズにコミュニケーションしてくれています。そのように地域や言語の壁をカバーする仕事ぶりにも大変感謝しています。
最後に、在宅エンジニアの活用について今後の展望をお聞かせください。
フルリモートワークの裁量労働制の弊社は、“在宅”や“人月工数”といった「形態」にこだわるつもりはありません。つまり、どこにいて仕事しようとも、たとえ働くのが3時間であっても、きちんとパフォーマンスを発揮できれば何も問題ないのです。業界自体も、だんだんとそのような価値観に変わっていくでしょう。そして生成AIが普及し、「人間が果たすべき役割は何か」が問われる時代にさしかかっています。こういった業界の変化と向き合い、エンジニアとして本質的な活躍ができる方と、今後もご一緒したいですね。
株式会社ベンジャミン様で活躍する在宅エンジニア
【50代 宮城県在住 松原さん】
CAMオペレーターとして6年半勤務後、システム開発会社で4年間、SE/PGとして主に業務システム開発を経験。出産を機に退職後、経理のパートタイマ―を経て、家族の看病をするために在宅勤務を希望し、在宅エンジニアに。
現在は在宅SEとして、ベンジャミン様にて新システムのテスト作業などに従事。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことは何ですか?
作業時間を柔軟に調整できるようになったことが、最も良い点だと実感しています。
家族の体調不良など、突発的な付き添いが必要な場合でも、一日の空き時間を活用したり、後日に作業時間を増やすなどして対応できるようになりました。学校行事にも参加しやすくなり、とてもありがたく感じています。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
文章でのやり取りが中心となるため、できるだけ分かりやすく誤解のない表現を心がけています。また業務を円滑に進めるために、進捗は早めに共有するよう意識しています。
まだ至らないところもあるため、今後も相手に伝わりやすいコミュニケーションを意識して取り組んでいきたいと思います。
株式会社ベンジャミン様の業務に参画して良かったことを教えてください。
初めて海外の方々と同じプロジェクトでお仕事する機会をいただきました。違和感なく作業できる流れができており、良い経験をさせていただいていると感じています。
また、AIを活用したシステムに触れることもでき、自分もAIを仕事に活用していこうという意欲につながりました。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
業務の中で、AIを活用したツールをより効果的に使いこなせるようになりたいと考えています。作業の効率化や品質向上につなげるためにも、AIの特性を理解し、実務に生かせるスキルを磨いていきたいです。また、これまで未経験だったプログラミング言語にも挑戦し、スキルの幅を広げていきたいです。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみて、いかがですか?
コネクティルで仕事を開始して7年になりますが、途切れることなくお仕事を案内してもらえて大変ありがたく感じています。また、定期的に状況確認や相談の機会を設けてもらえて、安心して業務に取り組むことができています。サポート体制がしっかりしているおかげで、不安なく仕事を続けられています。
梶間様、松原さん、取材のご協力ありがとうございました。
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