テレワークに効く!? ZAITブログ Vol.10
外部人材活用が増えている?注目されるフリーランス、副業人材
人口減少や高齢化によって人手不足が大きな課題となってきています。
特にIT分野では、2030年には最大79万人の人材が不足する見込みとの予測もあり、人材不足が深刻な状況となっています。
そのような状況の中、正社員雇用以外の選択肢として、外部人材の活用が注目されつつあるそうです。
目次
人手不足の解消手段は?
IT部門での人材不足解消手段について、どのような方法が行われているのでしょうか?
正規雇用者の新規採用 | 35.0% |
---|---|
外部人材の登用、業務委託 | 41.2% |
アウトソーシングなど代理店への業務委託 | 20.3% |
その他 | 0.8% |
システム開発等の人手不足解消手段として、外部人材の登用が正規雇用者の新規採用より高くなっています。
人事やマーケティング等、他の業務の外部人材の登用は平均2割程度となっており、システム開発では特に割合が大きいことが分かります。
なぜ外部人材が注目されているのか?
労働人口の減少
労働人口の減少が進むにつれ、採用難易度は年々上昇しています。転職求人倍率はITエンジニア職では約8倍という試算もあるほどです。
副業・兼業人口が増加
様々なツールの整備が進みリモートワークが可能になったことや、厚生労働省の副業推進の流れ(モデル就業規則の改定等)もあり、独立・副業のハードルが下がってフリーランス人口が増加しています。
そうした背景もあり、雇用に代わる手段として外部人材の活用に期待が寄せられています。
外部人材を活用したい企業の割合は?
外部人材を活用したいという企業は、どのくらいあるのでしょうか?
ぜひ利用したい/機会があれば検討したい | 46.5% |
---|---|
積極的には利用したいと思わない/利用しない | 19.5% |
どちらでもない | 34.0% |
外部人材を利用したいとする回答は4割強を占めていました。採用コストや時間の削減、スピーディーに即戦力人材を追加できる等の利点から人材確保の選択肢として注目が高まっています。
外部人材活用のメリット、課題は?
外部人材活用のメリット
では、外部人材活用のメリットとは何でしょうか?
必要な技術、ノウハウや人材の獲得
成長企業で活躍する優秀な人材の力を活用することが可能です。
新たなアイデアや外部からの刺激が得られる
自社だけでは得られない新たな考えが生まれます。
また、専門性が高くやる気のある人材を投入することで、社員の意欲向上につながります。
時間、費用等コストの削減
即戦力として参画するため、育成コストが削減できます。人件費が変動費になり、環境の変化にも柔軟に対応可能です。
優秀な人材が外部から参画することで、技術やノウハウを獲得でき、新たな視点が生まれます。
また、社員の業務負担の削減だけでなく、やる気や主体性の向上につながることもあるようです。
外部人材活用の課題
一方で、外部人材の活用には、いくつかの課題もあります。
業務の切り出しが難しい
どういった業務を任せるかの切り出しが明確でないと、想定した成果が出せない場合があります。
良い人材との出会い方が分からない
初めて外部人材を活用する場合、伝手や人脈等がなく、優秀な人材を探し出すまでに時間がかかることもあります。
企業と外部人材の意識のギャップ
発注側と受注側という立場の違いによって、意識や気持ちのギャップが生まれてしまいがちです。
この他にも、契約請求面での管理業務が煩雑になりやすいことや、場合によってはコストが高くなることもあるなど、問題点もあるようです。
外部人材をうまく活用するには?
では、外部人材をうまく活用するために、どのようなことを意識すると良いのでしょうか。
業務の切り出しについて
切り出した業務を依頼する前に、全体としての意図を伝える
役割を明確にする
切り出した部分だけでなく、業務全体の意図や役割を伝えることで、担当業務や自分が行うべきことが分かり、成果が出しやすくなります。
人材との出会い方
マッチング事業や、エージェント会社を使う
マッチング事業者等を活用することで、より求めているスキルを持った人材と出会いやすくなります。
また、企業を1社挟むことで、人材と突然連絡が取れなくなるなどのトラブル防止にもつながります。
ギャップの解消について
一緒に作り上げていきたい、ということをしっかり伝える(当事者・仲間意識を持ってもらう)
目指していることややりたいことをしっかり説明し、共感してもらうことで、当事者意識を持つようになります。
また、より長期的に稼働する傾向になることで、自社へノウハウを蓄積しやすくなります。
自社に合った良い人材と出会うために
今回は、外部人材活用についてご紹介しました。
うまく外部人材を活用することで、業務負担を減らすことができるだけでなく、自社にノウハウが蓄積されるので、人材育成にも役立ちます。
外部人材の大きなメリットは、スキルや専門性が高いところにありますが、ただ単にスキルが良い人を採用するのではなく、自社に共感してくれるかといったマインド面も見ることも大切です。
自社に合った良い人材と出会うための参考になれば幸いです。
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