「お客さま目線」で サービスができる在宅エンジニア -在宅SE活用事例-

在宅SE活用インタビュー

“「お客さま目線」で

サービスができる在宅エンジニア”

株式会社テンアップ

主な事業内容:XR(VR・AR・MR)関連製品企画/開発/運営
https://www.10up.co.jp/

VRスクール、バーチャルオフィスを運営、開発。オンライン上で場所を共有し、コミュニケーションを活性化させるなど、「リアル」の代替としての「オンライン」ではなく、オンラインだからこそできる・楽しめるサービスを提供している。

株式会社テンアップ金谷健史様
株式会社テンアップ様ロゴ

株式会社テンアップ

代表 金谷健史 様

在宅エンジニアを活用し始めたきっかけは何でしょうか?

在宅エンジニアの活用を始めたきっかけの一つは、コロナでした。実は、去年まで当社のお客さまは、企業の最先端の部署の方々だったんです。しかし、今年はコロナになったことで現場で働いている人からの問い合わせが増えました。

例えば塾でしたら、次世代教育を研究しているような部署の人ではなく、現場で教師をしている先生自身が「オンラインで何かできないか?」と直接問い合わせをしてくるようになりました。去年までは一般の人には関係ない業界だったのが、コロナにより今年から一般の人にも関係のある業界になったのです。

つまり、これまでのように専門用語を並べて説明するのではなく、お客さま目線で説明する必要性が出てきました。当社は学校の案件を扱っていますので、特にお母さん目線が大事です。お母さんうけしない商品は、学校側も選んでくれません。そこで、最先端のエンジニアから、お客さまのことを理解できるエンジニアへ、エンジニアの質を変えることにしました。

そんなときにコネクティルさんとお付き合いが始まり、お子さんがいる在宅エンジニアを紹介してもらうことになりました。

在宅エンジニアには具体的にどのような業務を任せていますか?

在宅エンジニアさんには、VRスクールの仕事を主に担当してもらっています。特に、ユーザーインターフェースの部分です。お客さまが使いやすいかどうかを、お母さん目線で設計してもらうお仕事です。この「お母さん目線」で仕事をしていただけるのが本当にありがたいです。

また、僕では気がつかない部分の課題を自分たちで見つけ出して、商品をブラッシュアップしてくれます。例えば、細かいところでは「ログインして見られた方がいいもの」、「ログインしないで見られた方がいいもの」など、子どもが迷わないように、使いやすいように考えてくれています。そういう基本的なユーザーの動きを考えて開発してくれているのが、とても助かります。

“在宅エンジニアの活用で、仕事の効率が上がる”

在宅での仕事は、出社に比べてどのような変化がありましたか?

コロナ以前は、もともとリアルで(会社で)仕事をしていました。でも、今は全員テレワークで仕事をしています。たまに会社に集まることもありますが、全員が集まることはないです。自分がやるべきことがわかっているので、みんなオンラインの方が集中して仕事ができるようです。会社にいると、僕がみんなに話しかけちゃうので、ボトルネックなんです(笑)。みんな手が止まっちゃうんですよ。

クリエイティブなものをつくるときは、在宅エンジニアさん同士で、オンラインで繋ぎっぱなしで仕事をしていることもあるみたいですね。最近では、360度全体を見れる恐竜を作ったらしいです。みんなで「プテラノドンの上に乗れたら楽しいんじゃないか」とか、「これだとちょっと乗っている感じがしないよね」とか言いながら、画面を共有して一緒に進めていました。

これまでリアルではなかなかできなかったことが、逆にオンラインでできるようになりました。テレワークにして、効率が上がったと思います。

在宅エンジニアを採用するにあたり、セキュリティー面は気にしましたか?

AmazonやGoogleが出しているクラウドサービスがあるじゃないですか。そういうところにセキュリティーは任せています。もともとセキュリティーに関するものをあまり扱っていないということもあり、特に心配はしていません。個人情報については、エンジニアが直接触れられないように管理してはいますが、基本的には在宅エンジニアさんのことを信用して仕事を依頼しています。

在宅エンジニアの課題はありますか?

お客さまと、対面での打ち合わせができないというのが課題です。在宅エンジニアさんにもメインで仕事を頑張ってもらっているので、どうしてもお客さまと直接話したりする必要があるんですよね。

今はオンラインも増えたんですけれど、直接打ち合わせをしたいお客さまも中にはいますので、直接会議に参加する人と、オンラインの人がいる場合に、どうやってうまく会議ができるかというテーマに挑戦しているところです。

テンアップ様バーチャルオフィス

バーチャルオフィスにお邪魔してインタビューさせていただきました!

在宅エンジニアの活用について、今後の展望をお聞かせください。

在宅エンジニアさんには学校以外のことにはあまり関わってもらっていないんですが、今後は女性目線でもっと仕事をしてもらいたいと思っています。

もともと学校用だった商品を、企業さんから使いたいと依頼がきているので、「VR lite」という名前で販売し始めました。このように、今後も企業向けの商品を開発していきたいので、いろいろな業界出身のエンジニアを紹介してもらいたいです。不動産業界に詳しいエンジニアなら、不動産業界の担当として責任持って仕事をしてもらうとか。僕が知らない業界はいっぱいあるので、さまざまな業界出身者にうちに来てもらって、それぞれの業界に合うようなシステムの商品を展開していきたいです。


〜 株式会社テンアップで働く在宅エンジニア 〜

在宅エンジニアさんたちにもインタビューしました!

在宅スタッフ栗田さん

35歳 滋賀県在住 栗田さん

PHPメインでの設計・開発・保守に携わり、その後Webデザイナーや社内SEなどを経験。現在は、職種にとらわれずさまざまな業務を担当。 ・Vue.jsとnode.jsをメインに開発・メンテナンス ・AWSでの環境構築・運用・保守 ・HPの画面イメージ作成などのデザイン業務等

在宅スタッフ長山さん

28歳 静岡県在住 長山さん

販売や営業で3年、プログラマーとして2年半勤務したのち、出産を機に退職。
現在はテンアップ様にて、webページの修正やwebアプリケーションのコーディングを主におこなっている。

在宅スタッフ矢間さん

43歳 静岡県在住 矢間さん

15年近くWindows系の業務システム開発をメインにSEとして働いてきたが、出産を機に退職。その後、データ分析の仕事やシステムコンサルタントを経験。現在はSE時代に培った顧客の要求分析や要求定義の経験を活かし、営業戦略業務に従事している。

以前と比べ、現在の仕事環境で良くなったことは?

栗田さん:現在住んでいる地域ではシステム関連の求人がなく、働きたい場合は時間をかけて出勤しなければなりません。さらにまだ子どもが小さいので、システム業界への復帰は厳しいと思っていました。しかし、在宅のお仕事を見つけたことで、またエンジニアとして復帰することができました。家庭の都合で休みを取るときでも、業務時間の調整ができるので、仕事先に迷惑をかけずに済み助かっています。

長山さん:子どもが小さいので、以前は風邪をひく度に仕事を休まなければならず、進捗や納期が気になっていました。今は子どもが体調不良でも自宅で仕事ができるので、仕事先に大きな迷惑をかけることがなくなりました。

矢間さん:通勤時間がないため、家事や育児と両立しながらでも仕事が無理なくスムーズにできるようになりました。

テレワークで円滑に仕事をするために、心がけていることはありますか?

栗田さん:出勤して仕事をするよりはコミュニケーションが取りにくい部分もあるので、自主的に報告・連絡・相談をするように心がけています。また、質問するときは返事がしやすいように「Yes」「No」で答えられる質問にするなど、仕事先へなるべく負担をかけないように工夫しています。

長山さん:用事や固定のお休みをカレンダーに入れて周知しています。また、技術的な部分はある程度自分で調べるようにしていますが、システムや仕様など、分からないことはこまめに質問をするようにしています。

矢間さん:私もわからないことは自己判断せず、小さなことでもメールやチャットで確認を取るようにしています。

これからどんなことにチャレンジしたいですか?

栗田さん:まだまだ目先の業務に精一杯ですが、先のことまで考えて仕事を回せるように、業務スキルも人間的にも成長していきたいと思っております。

長山さん:私は、現在使っているAWSやVue.jsについて理解を深めることと、新たな言語やフレームワークを学んで、業務の視野を広げていきたいです。

矢間さん:データ分析など、自分の経験を活かして業務の改善につなげていきたいです!


金谷様、栗田さん、長山さん、矢間さん 取材のご協力ありがとうございました。

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