在宅SE活用インタビュー
「社員の増員」ではなく、
「在宅エンジニアの活用」を選んだ理由
AiTパートナー株式会社
主な事業内容:
グループウェアやクラウドサーバーといったツールの導入支援など、IT環境構築を通じた業務効率化や経営管理のコンサルティングを展開。 「顧客企業のIT担当者」というスタンスのもと、相談に応じるだけでなく常駐型の支援も行う。
https://www.ait-partner.co.jp/
AiTパートナー株式会社
代表取締役/システムコンサルタント 蒲池 晃 様
はじめに、御社の事業内容について教えてください。
IT環境を構築するためのコンサルティングを手がけています。お客様は、総務の方が情報システム部門を兼任したり、IT担当を雇用しようか迷っていたりするような中小企業がメインです。弊社はどんな製品を導入するかといった相談を受けるのがメインですが、実務が必要な場合はお客様先に常駐することも珍しくありません。どちらかと言えばコンサル会社というより、「社内のIT担当者」のような感覚でお付き合いいただいていますね。
以前私は、経営コンサルタントを務めていました。そのとき、今後の経営管理とIT環境構築は切っても切れない関係だと気付きました。そのため「社内のIT環境を整えることで、一緒に企業価値を高めていきましょう」といったスタンスで支援しています。
“依頼が増えても、これ以上社員を増やす予定はなかった”
御社は、エンジニアにどのような素質を求めていますか?
基本的に自身のタスクを全うしてくれれば、他に求めるものはありません。その一方で、「家族を大事にしてほしい」という思いはいつも社員に伝えています。コロナ禍のときに改めて実感しましたが、例えば家族が体調不良のときは、無理して仕事に出ず、家族のそばにいてほしいなと。
そもそも、私は“社長と社員”という上下関係を作りたいと考えていません。どちらかと言えば、同じ志を持った仲間が集まるファンドという感じです。ともに支え合い、一人ひとりの仕事の対価をきちんと分配する対等な関係で、モチベーション高く活躍してほしいのです。
素敵な関係性ですね。その中で、外部のエンジニアを活用しようと考えたきっかけは何でしょうか?
ありがたいことにご紹介も多く、最近お客様からのご相談が増え、新たなエンジニアの手を借りたいなと思っていました。
弊社は現在、社員8名で少数精鋭を目指しており、これ以上社員を増やそうとは考えていません。しかしリソースは限られており、自分たちにはない技術を欲していることも事実です。そこで外部のパートナーさんに協力してもらうことで、さらに前進できたらいいなと考えました。
ZAITの在宅エンジニアを選んでくださった決め手を教えてください。
外部のパートナーさんの活用を考えた際に、コネクティルさんから案内メールをいただいていたなと思い出したのです。「ZAIT」というキャッチーな名前を覚えていて、すぐに過去のメールを遡りました。
足りない技術やリソースを補うという観点でも、フルタイムで入ってもらう必要性は感じていませんでした。そのため、在宅エンジニアが自分の可能な時間で稼働しているZAITサービスは弊社にピッタリだったのです。
さっそく当時のニーズをコネクティルさんに相談したところ、立川さんをアサインしていただきました。立川さんはオンライン面談で初めてお会いしたときから、人柄の良さが伝わってきました。また求めるスキルは全てお持ちだったため、安心して案件に入ってもらいました。それから少々余談ですが、立川さんが茨城県で市議会議員を務めていらっしゃるというのも印象的でした。「議員×エンジニア」だなんて、とてもユニークですよね。
“「こんなことまで任せて申し訳ないな……」と思うくらい頼れる存在に”
実際に一緒に仕事をされてみて、立川のパフォーマンスはいかがでしょうか?
非常に助かっています。
立川さんには二つの案件をお任せしています。一つは、投資ファンドとその組合員、そして投資先を一元管理するシステム、もう一つは食品卸売企業の業務システムで、どちらもメンテナンスをお願いしています。
立川さんは私の大まかな指示から全体像や細かなタスクを把握して自身で進めてくださったり、必要となる業務を先読みして行ってくださったりと、大変心強い存在です。
例えば、お客様から別システムとのデータ連携を依頼された際は、私から立川さんへ仕様書のみお送りしたところ、ほとんどすべてご自身で仕上げてくださいました。また先日はシステム上の作業だけでなく、お客様へお送りする資料作りも手伝っていただきましたね。正直なところ、「こんなことまで任せて申し訳ないな……」と思うくらい、立川さんに頼っています。手際もよく、「もう終わったのですか?」とこちらが追いつくのが大変なくらいです。
離れた場所にいるエンジニアに仕事を任せる上で、気になるところはありましたか?
いいえ、特にないですね。弊社は社員もお客様企業へ常駐することが多く、チャットでのコミュニケーションがメインで、全社的に対面で話すミーティングは四半期に1回ほどです。先ほど申し上げた通り、それぞれのタスクを全うすれば良いので、リモートワークを細かく管理しようとも考えていません。社員同士でも以前からこういった風土なので、外部エンジニアを迎えることに抵抗はありませんでした。
さらに立川さんは議員の仕事と並行しながらエンジニアとして活躍しているにも関わらず、こちらが急ぎの対応をお願いしたいときは、融通を利かせて時間を取ってくださるのもありがたいです。また議会の関係で忙しくなる時期もあらかじめ教えてくださるので、私としても仕事を依頼しやすいですね。
セキュリティ面でも、気になるところはありませんか?
コネクティルさんにも立川さんにも信頼してお任せしていますが、セキュリティ面は弊社側がしっかりと対策しています。例えば、顧客業務に影響のある本番環境へのアクセスは制限しています。信頼云々ではなく、不要な責任問題が立川さんに及ばないようにした方が、存分に作業にあたることができると思うからです。
“在宅エンジニアの活用は、企業の可能性を広げる”
在宅エンジニアを活用してみて、具体的にどのような効果がありましたか?
一番大きな変化は、今までリソースが足りず提供しきれなかったサービスを、立川さんのおかげで対応できるようになったことです。
コンサルタントの仕事を進めながらプログラミングまで手がける余裕がなく、お客様を待たせてしまったり、お手伝いする業務内容を調整したりと、思うように支援できない歯がゆさを感じていたのです。立川さんがいらっしゃらなかったら、前進することは難しかったかもしれません。
今後、ZAITの在宅エンジニアに任せたい仕事があれば教えてください。
序盤に「自分たちにはない技術を欲している」とお伝えしましたが、例えばWebデザインのできる方がいれば、ぜひともWebサイト制作などもお願いしたいです。またシステムメーカーとの価格交渉など、弊社と企業の窓口まで任せられるPMやITコンサルタントのような方がいれば非常にありがたいですね。ZAITの在宅エンジニア一人ひとりが稼働できる時間の範囲で、弊社の自信のない部分を補っていただけたら心強いです。
企業の在宅エンジニアの活用について、お考えがあればうかがえますか?
今後、リモート環境かつ時短勤務で活躍する在宅エンジニアのニーズは、高まっていくのではないでしょうか。現在も現場での仕事ややりとりを重視する企業は多い印象ですが、今後はそうした考えも少しずつ変わっていくと考えています。
在宅エンジニアの活用は、企業にとって大変プラスなことです。例えば、東京に限らず優秀なエンジニアは全国にたくさんいるはずです。また在宅ワークで子育てと両立したいエンジニアもいるでしょう。「経験豊富だけれど地方に住んでいるから……」「技術は十分だけれど在宅では不安……」といった理由で採用を見送ってしまうのは、非常にもったいないですよね。そのような優秀なエンジニアと仕事するチャンスを逃さないためにも、柔軟な考えを持てる企業が増えれば、IT業界もさらに良くなっていく気がします。
……とは思いつつ、いつか立川さんとは対面でお話したいな、と考えています。近いうちにお会いできるのを楽しみにしています!
AiTパートナー株式会社様で活躍する在宅エンジニア
【50代 茨城県在住 立川さん】
大学卒業後、SEとして一貫してシステム開発に関わり、生産管理・経理・在庫管理・顧客管理などさまざまなシステム開発の設計・開発を経験。
その後、出身地にて市議会議員へ就任。現在は政治活動の傍ら、個人事業主としてPC周りの整備やシステム開発などで活躍中(VB・Office・MirosoftSQLServer・Oracle・MySQL系の業務が中心)。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことは何ですか?
在宅エンジニアという形で稼働できるようになったこと、またお客様のご理解もあって作業時間を自由に設定させていただき、隙間時間を活用して仕事できるようになったことです。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
仕事の状況や不明点をできるだけ早く報告するようにしています。
AiTパートナー様の業務に参画して良かったことを教えてください。
Aitパートナー様はジャンルを問わずいろいろな分野の案件に取り組まれており、これまで私が経験したことのない業務分野のシステム開発に挑戦でき、新たな技術や知識を得られました。また前述したとおり、私の動きやすい時間帯での業務を許可していただけていることにも大変感謝しております。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
今後は、新しい言語や新しいプラットフォームにも取り組みたいと考えています。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみて、いかがですか?
コネクティルは、多様な形態で稼働するエンジニアをしっかりサポートしている印象があります。議員活動を行っている私は、これまでエンジニアの仕事を獲得するのが大変難しい状況でした。しかしコネクティルは、私のように特殊な事情があっても敬遠せずに話を聞いてくれました。
またコネクティルが間に入って私の状況をお客様に伝え、その上でお仕事をもらえているため、大変ありがたく感じています。
こうして、丁寧に対応してもらえることが一番うれしいです。
蒲池様、立川さん 取材のご協力ありがとうございました。
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