在宅SE活用インタビュー
限られた工数でもハイパフォーマンス!
必要な時に最適な人材を
株式会社TomTak
主な事業内容:
Webサイト制作と、それに付随する集客のWebコンサルティングやWebシステム開発を行う。
特にお客様に寄り添ったコンサルティングを強みとし、 SEO対策なども含めWebサイト全般を手掛ける。
https://tomtak.com/
株式会社TomTak
代表取締役 毛利 武雄 様
在宅エンジニアを活用しようと考えられた理由と経緯を教えてください
以前は私自身がクライアント対応を行い、コンサルティングとプログラミングを両方担当していました。しばらくするとだんだんプログラミングの需要が高まってきたのですが、コンサルティングと併行しながらではプログラミングに集中するのが難しかったため、プログラミングの会社に依頼して、私がリモートで指示出しをするようになりました。
そんな中、もう少し開発スピードを出したいという思いや、弊社側でもプログラミングを進めたいという考えが浮かび始めました。そこで、すでにプロジェクトに入っていた社員1名に加え、もう1名プログラマーがほしいと思っていたところでコネクティルさんに出会い、最初はお試しのような形で在宅エンジニアの方に参画していただきました。
弊社の仕事が忙しくなってきていたということもあり、私自身がクライアント対応にかけていた時間を削って社長業に時間を割きたいと思ったのも在宅エンジニアの方を活用しようと考えた理由の一つです。
在宅エンジニアには具体的にどのような業務を任せていますか?
現在月10時間程度参画していただいている井上さんには、最初は特定のクライアントの仕事を依頼していましたが、今は弊社で保守をしているシステムの様々なプログラミングを依頼しています。
具体的にはWordPressのネットショップや、クローズドの会員制ネットショップのシステムなどです。コンサルティング会社のシステムを新規で構築する案件にも少し携わっていただきました。
弊社は下請けを行っていないため、クライアントから依頼を受けて構築したシステムは保守も担当することになります。井上さんにも既存システムのメンテナンスをメインに、幅広く携わっていただいています。
在宅エンジニアのパフォーマンスは如何ですか?
スキルや人物像などがわかるエピソードもあれば教えてください
コネクティルさんの在宅エンジニアの方のスキルは全体的に高めだと思います。
在宅では、疑問や問題が発生した際に隣にいる人に聞きながら進めるということが出来ないので、ある程度スキルの高い方が多いのだろうと感じています。
プログラムは色々なところで引っかかることがあり、1人で解決することは難しいはずなのですが、今までの在宅エンジニアの方は全員しっかり出来ていて、レベルが高かったです。
参画していただいている井上さんは、我々から細かい指示を出さなくとも必要なことは報告・相談してくださり、当たり前のことを当たり前に出来るので素晴らしいと感じています。最近は海外在住の人などにも参加してもらうため毎年オンラインで忘年会を行っているのですが、井上さんも参加して下さっていて、良好なコミュニケーションがとれています。
もう1名、現在は産休中の在宅エンジニアの方にも4ヵ月間だけ参画していただいたのですが、その方にも限られた期間の中できっちりとプログラムを作っていただけたので、復帰された際には是非またお願いできればと思っております。
弊社は少数精鋭ですので、設計書を作成せずに開発を進めることもしばしばあります。基本はアジャイル開発ですが、設計書なしでは開発を進めることが難しい方もいると思います。
井上さんも最初は苦戦していたようですが、工夫ができる方だったので、今ではやり取りもスムーズになりました。単に指示した内容だけを行うのではなく、一歩先の期待したことまで汲み取っていただけるのでとても助かっています。
さらには、よりシステムを使いやすくするための提案や意見を出してくださるので、とてもやりやすいと感じています。
“少ない稼働時間で柔軟に対応できる点がマッチ”
在宅エンジニアを活用した結果はいかがでしたか?
短期の新規案件を受注した際に、人手が不足している時には大変助かります。在宅エンジニアが2人必要だとコネクティルさんにお伝えすると、すぐに2人アサインしていただけるので、お願いするだけでいいというのはありがたいです。
弊社では家庭の事情に合わせて週休3日制や4日制で働いている社員が多いため、月の工数も通常より少なくなります。さらに、案件状況により月毎に業務量は変わりますので、在宅エンジニアの方についても稼働時間が変動できる方が嬉しくて、最初は少しの工数だけ、必要に応じて稼働していただけるという柔軟性がありがたかったです。
今後はプロジェクトの規模によって稼働時間を増やしていただいたり、お子様の手が離れてもっと働きたいとなった時には、会社にも今より余力があるでしょうから希望を叶えていけると思っています。
在宅エンジニアの課題はありますか?
最初は相手のスキルやお人柄がわからないので、短期だとリスクが高いという懸念点はあります。お願いした業務を出来ますと言われても、実際にはどのレベルで出来るかがわからないので、もっと細かく、何が出来るかが明確にわかるとよいと思います。たとえばフロントエンドと言っても、デザインなど具体的に出来ることを細かく分けてほしいと感じました。
出来る出来ないで言うと、全員が全て出来るはずです。ただ、調べれば出来るということだと、勉強コストが入ってしまうことになります。経験がある人なら1時間で出来ることも、はじめて触る人は勉強しなくてはいけないので10時間かかってしまうこともあるかと思います。
そこがあらかじめプログラミングの検定などでレベルがわかったり、言葉よりは数字、数字といっても1から10というよりかはもっと明確に、本当にどれだけ出来るのかが見える形になっていたら、さらに依頼しやすくなるでしょう。
たとえば今回の作業に必要な条件をいくつか入れたら、適任の在宅エンジニアが出てくるデータベースをコネクティルさんが作ってくれたら嬉しいです。
また、推測ではありますが、あまりスペックが高くないPCを使用している方がいらっしゃったようで、そういった点も事前にわかると助かります。ただ、勉強コストやPCのスペックによる影響以上に良い対応をされる点があったことには満足しています。
“Backlogでセキュリティ対策も万全に”
近くにいない相手に仕事を任せることに抵抗はなかったですか?
もともと私自身がクライアントを直接担当していた頃から他社にもリモートで依頼していたので、特に抵抗はありませんでした。
弊社では2016年頃から徐々にテレワーク体制を整えていっており、雪や台風の際には在宅勤務を推奨していましたので、コロナ禍で緊急事態宣言が出た時にも先んじて問題なく対応することができました。
また、実は会社を作る時から、世界中の人たちと一緒に仕事ができる形をとりたいと思っていました。今では社員も皆、将来ハワイで仕事したい、島で仕事したい、という気持ちをもっています。
私自身もアメリカに13年間滞在しておりましたので、将来はアメリカで、ということも考えています。
離れて仕事をしているわけですが、不安はありましたでしょうか?
何か対処はされていますか?
やはりセキュリティ面は気になりました。
ただ、コネクティルさんを通してお仕事を受けていただくことで、弊社だけでなくコネクティルさんにもセキュリティに気を配っていただけますので、直接個人の方に依頼するより安全だと考えています。
やり取りに関してはメールを使うことはほとんどなく、全てBacklogを通しているので、メールより圧倒的にセキュリティは高いです。
メールを暗号化せずに送り合っていると、途中で漏洩してしまう可能性も十分にあるかと思います。それに比べると、最初からIDとパスワードで入っているBacklogの方がはるかに安全です。
もちろんクリティカルな情報は出さないよう気を付けています。
在宅での業務をうまく回すための工夫などされていれば教えて下さい
何か対処はされていますか?
工夫している点についても、やはりBacklogを使っているという点です。
質問や報連相などもBacklogで一括管理が出来るので、チャットも使用していません。井上さんとも基本的にはBacklogのみのやり取りでほとんど問題なく対応できています。
作業時間帯もフルフレックスですが、お互い問題なくやり取りができています。時間に追われているプロジェクトでは、こまめに連絡しなくてはいけないでしょうが、 弊社では基本的に納期が厳しいことはないので可能なことなのかもしれません。
他には、保守の部分で依頼したいことは多くあるので、手が空いている時に今まで出来なかった業務を切り出して工数の調整をするようにしています。
必要であれば期日はクライアントに相談して調整することができるというのも、下請けではなく直接クライアントから依頼を受けているため可能な面です。
“専門分野に特化した在宅スタッフを有効活用して
家庭との両立も叶えられる会社でありたい”
ZAITサービスをどんな企業におすすめしたいですか?
弊社のように、納期にあまり追われない企業、自社システムを持っている企業におすすめしたいです。
他社のシステムの場合は納期があって、どうしても時間に追われてしまうので、自社システムでメンテナンスしているけれど、もう少し人が欲しい、という場合などによいと思います。
あとは他社のシステムでも、今すぐ一時的にスタッフが必要となった時にもよいと思います。
一方で、仕事を受ける在宅スタッフ側から考えると、それぞれ家庭がありますから残業の問題などで難しい気もします。
弊社は「家族や子供たちと一緒に過ごす時間に多くの時間を費やせるようにしていくこと」を使命としており、実際に残業できる社員がいないので、自ずと十分な余裕がとれるプロジェクトが回ってくるようになりました。
同じような企業でしたら残業の出来ない在宅スタッフにとってもよいのではないかと思います。ただ企業としては、ひと工夫ないと利益を出しにくいのでどうしても舵を切れない部分があるかもしれません。
在宅エンジニアの活用について今後の展望を聞かせてください
井上さんのように、細く長く手伝っていただける方を増やしていきたいです。長く続けていただければやり取りがスムーズになっていくので、同様の方が3人くらいいると、いざという時に助かります。
同時に、社内でも在宅もしくは半在宅で仕事をする人を増やしていきたいですし、ヨーロッパなど海外の方の活用もしていきたいと考えています。
また、求めている人材は、自分で考えられる人です。
設計を依頼したら自分で出来るくらいの人、クライアントが本当に使いやすくするためにはどうしたらいいかを考えられる人を求めています。
言われたからやるのではなくて、言われたことに対して実際は何が求められているかを考えて、より良い案があれば積極的に提案していただきたいです。
そしてコネクティルさんには、開発などの部分でもっともっと専門的になってもらえたら嬉しいです。
たとえば今、クライアントとのやり取りは、対応が上手な弊社の社員が全て行っています。在宅エンジニアの方にも、プログラムの知識とともに、クライアント対応も出来る人がいたらいいかもしれませんが、結局は在宅の仕事をするとなると特化の方が向いていると思います。
プロジェクトが立ち上がったら、専門家が必要になります。ですが、クライアントとのコミュニケーションはプログラミングの専門家には難しいところなので、フロントでどうにかするしかない部分だと思っています。
そう考えるとむしろ、専門分野に特化している会社が周りにいくつか欲しいです。コネクティルさんにも得意な分野に特化していただけたらと期待しています。
株式会社TomTak様で活躍する在宅エンジニア
【30代 大阪府在住 井上さん】
大阪のシステム開発の会社で5年程勤務後にフリーランスとなり、主にPHPでのWeb系システムの構築・カスタマイズに携わる。
妊活・出産・育児のため5年のブランクを経て、2020年よりTomTak様にて月10~20時間で稼働中。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?
通勤や定時がないので、家庭との両立がしやすいです。
障がいがある子どもの生活リズムに合わせながら仕事ができています。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
認識のずれが生じないように「報連相」は大切にしています。
開発途中の動作をご確認いただいたり、時にはWebミーティングで画面共有をして仕様を確認し、無駄な作業が発生しないようにしております。
TomTak様の業務に参画して良かったことを教えてください
ブランクがあり復帰に不安を抱えていましたが、簡単な修正からタスクを振っていただき、徐々に勘を取り戻していけました。
現在も家庭の事情に合わせていただき、感謝しております。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
CSS、JavaScriptなどのフロントエンドの知識が乏しく、簡単なことでも調べながらで時間がかかってしまうので、経験を積んでコストパフォーマンスの良い人材になりたいと思います。
また、機会があれば経験のない言語にも敬遠せずにチャレンジしたいと思います。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてみてどうですか?
ブランクと家庭の事情で仕事が見つかるか不安でしたが、理想の働き方ができています。
家庭を大切にしながら社会とも繋がることができ、メリハリのある生活を送れています。
毛利様、井上さん 取材のご協力ありがとうございました。
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