テレワークに効く!? ZAITブログ Vol.9
テレワークは浸透しているのか?
2022年最新実施率調査
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークの推進が行われるようになってから2年。現在はどの程度浸透しているのでしょうか?
今回は、過去のデータと比較して、2022年最新のテレワーク実施率についてご紹介いたします。
※テレワーク実施率 2022年2月調査(東京商工会議所調べ)
東京23区 中小企業のテレワーク実施率
2022年2月 | 37.8%(まん延防止等重点措置期間中) |
---|---|
2021年2月 | 66.2%(緊急事態宣言期間中) |
2021年2月は緊急事態宣言下ということもあり、6割以上の企業がテレワークを実施していましたが、当時に比較すると、2022年2月は3割強という数字に収まっています。
しかし、直近の調査(2021年11月)と比べると、オミクロン株の出現等の事由により、6.6ポイント増加しているようです。
企業規模(従業員数)別比較
2022年2月 | 2021年2月 | |
---|---|---|
300人以上 | 63.6% | 86.8% |
101~300人以下 | 61.4% | 77.9% |
51~100人以下 | 44.0% | 66.4% |
50人以下 | 28.9% | 56.4% |
企業規模別の比較では、全体の実施率が下がっていることもあり、規模問わず2022年2月は減少傾向にあります。
特徴的なのが、2021年2月の調査では、前回(2020年6月)実施時と比べ小規模な企業ほどテレワーク実施率が上昇したということです。
2022年2月では、小規模な企業ほど実施率は低くなっています。
1日当たりにテレワークを実施している社員の割合
2022年2月 | 2021年2月 | |
---|---|---|
20%以下 | 57.8% | 29.8% |
21~40% | 19.9% | 20.1% |
41~60% | 11.4% | 22.0% |
61~80% | 7.1% | 17.0% |
81~100% | 3.8% | 11.1% |
2022年テレワーク実施社員の割合は、20%以下が57.8%と、2021年の29.8%と比べて増加しています。
反対に、81~100%の実施率は3.8%まで落ちています。
以前はテレワークを実施していたが、テレワークできない職種の社員からの不満を抑えるため、あえて全社で実施しないという企業もあるようです。
テレワークを実施している企業の今後の実施意向
【2022年2月】
現在と同水準の実施割合で継続 | 61.6% |
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実施割合を減少させテレワークを継続 | 17.5% |
今後テレワークは実施しない | 8.1% |
2022年現在、テレワークを継続すると答えた企業は6割に及びました。
テレワークをすでに実施している企業では、割合を減少させる可能性はあるものの、引き続き継続するという意思が多いようです。
今後の動向に注目
今回は、2022年最新のテレワーク実施率についてご紹介しました。
緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置等、状況の変化によって実施率は増減しているようです。
弊社でも、今までテレワークや出社をそれぞれ実施してきましたが、状況によってテレワークの量を調整しながら行っています。
例えば、新入社員が増える4月や9月は、出社の割合を多くし、反対に、感染症の状況によってはテレワークの頻度を増やすなど、状況によって柔軟に対応することも、テレワークでの稼働を長続きさせるコツかもしれません。
テレワークが増えていくのか減っていくのか、今後の動向が気になりますね。
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