在宅SE活用インタビュー
“ハイスキル・ハイパフォーマンスの
在宅エンジニア”
ポータルシステム株式会社
主な事業内容:
システム開発/デザイン/マーケティング/コンサルティング
人材紹介、職人管理、不動産系のシステムなど、幅広い分野で開発をおこなっている。
https://www.por.co.jp/
ポータルシステム株式会社
代表取締役 今橋 洋文 様
在宅エンジニアを活用し始めたきっかけは何でしょうか?
最初は人材紹介でエンジニアを探していました。その当時は並行していろいろな方と面接をしていましたが、いくつか引き継ぎの案件と新規の案件が立て込んで入ってきた関係で、人材紹介が間に合わなくなりました。またちょうどその頃から、人材紹介の転職もフルリモートを希望する人が増えてきており、それならコネクティルさんにちゃんとした在宅エンジニアをご紹介していただいた方が採用のスピードが早いのでは、と感じました。
今の在宅エンジニアさんの採用に際しては、PHPとObjective-Cを両方できる方をリクエストで出しました。人材紹介でこの条件を伝えると、たいていの場合、一言目には「そんな人はいませんよ…」と言われてしまいます。参考までに年収ベースでどれくらいかと聞くと、下手したら4桁近い額ですと言われ、当社としても考えてしまいました。
そこでコネクティルさんに相談したら、「ちょうど良い方がいます」と、まさにピッタリの方をご紹介していただきまして、これはもう人となりさえ問題がなければ、ぜひお願いしたいということになりました。決まるまで早かったですね。
“在宅エンジニアの働き方をスタンダードに”
在宅エンジニアには具体的にどのような業務を任せていますか?
PHPとObjective-Cができる方がかなり少なかったので、現在の在宅エンジニアさんにはその2つを任せている中で、さまざまな仕事をお願いしています。
まずは、主に他のエンジニアが作ったものを、引き継いで担当してもらっています。引き継ぎ案件に関しては完全な仕様書があるわけではないのですが、うまくキャッチアップしていただいていると思います。人が書いたコードはその人の癖があったり、フレームワークが違ったります。そうしたコードの癖も読み解きながら、きっちり対応していただいているのがありがたいです。その他、新規の案件も担当していただいています。
在宅エンジニアのスキルや経験、仕事のパフォーマンスを教えてください。
開発の速度が早く、私が思っている日数よりも早いタイミングで上がってきます。さらに内容的にも、細かなところまでよく気がついて仕事を進めてくれています。例えば、お客様から依頼がきて、私がエンジニアさんにその指示を出したものに関して、「おそらくお客さまが言っている意味はこうですけれど、この指示で合っていますか?」など指摘してくれます。お客様を想定しながら仕事を進めていく能力が高い人だなと、改めて感じました。
またリモートワークだと、かなり細かく報告を出していただく必要がありますが、こちらの在宅エンジニアさんはもともと業務委託のご経験が長いためか、報告書を書くのに慣れていたようです。提出してもらった詳細な報告書をもとに簡単に打ち合わせをすれば、仕事が早く終わり、そういう意味ではハードスキルがとても高いなという印象でした。
このように、全体的な仕事の進め方のパフォーマンスがものすごく高いと感じています。そのため、社員とやり取りをするときも、この在宅エンジニアさんの方法を基本とするようになりました。やり方がとてもスマートで仕事の時間が短縮できるので、私としても助かっています。
近くにいない相手に仕事を任せることに抵抗はなかったですか?
「出社して仕事をするのか」「在宅で仕事をするのか」ということよりも、まずは仕事のスキルがあることが重要でした。
社員がリモートになり、SlackやBacklogを入れ始めてからは、離れていてもスムーズに仕事ができるようになりましたし、そういう面では社員であろうと派遣であろうと、業務委託であろうとフルリモートであろうと、国籍が日本であろうと海外であろうと、そんなに変わらないんじゃないかと感じています。
コロナがなかったら在宅というのは少し不安になったかもしれませんが、当社の社員が在宅になっている中で、逆にそこにこだわる必要性はないですよね。
セキュリティ面は気にされましたか? 何か対処をされましたか?
ソースはGitで管理し、情報のやり取りはメールではなくてSlackやBacklogでおこなっているので、それほど問題はありません。お客様の環境を触るときは、当社のVPNを通り、IPSからしかアクセスできないようにしてあるので、基本的にセキュリティ面は担保されています。ただ、大量のデータを移管しなければいけないときはパフォーマンスが悪いので、その辺は改善していかなければいけないというのが、課題としてはあります。
“リアル<オンライン=これからの新しい価値観”
オンライン上での業務内容の確認やコミュニケーションに、不安はありませんでしたか?
オンラインの会議では、ある程度話す内容をあらかじめ準備していかなければなりませんが、その分、議論が曖昧にならず、順序立てて進められます。だからむしろオンラインの方が、今となってはスムーズに感じますね。
例えば、お客様との打ち合わせも「リアル」と「オンライン」がありますが、リアルで会うと半分近く雑談になってしまうことがあります。一方でオンラインは、無駄はいけないという意識になるのでそういうことにはならず、早く終わりますよね。
そして、お互い資料を共有する準備をしておけば、その資料がそのままドキュメントとして残ります。またリアルだとパソコンを打ちながら相手の話を聞くのは失礼になってしまったりする場合がありますが、オンラインではそういう面も全くないので、エビデンスを残すのも簡単です。リアルよりもオンラインの方が効率が良いと思います。
在宅エンジニアを活用してみた結果はいかがでしたか?
「この形は“あり”なんだ」と思いましたね。リモートになったことによって、社員からの「朝早くから働いて、早く仕事を終わりたい」「週一回休みたい」「子育て中なので早く帰りたい」といった希望にも対応できるようになりました。「時間は多様化し、場所は違う」という働き方は、今後はもっと増えていくのではないでしょうか。
実際、今の在宅エンジニアさんと働き始めてから「在宅エンジニアだから何かが足りない」ということは全くありませんでした。コスト面でメリットがあるということももちろんありますが、場所に関係なく、普通の社員と同じように仕事をお願いできるのは助かりますね。当社が必要としているスキルを持ち、仕事のパフォーマンスも高い今の在宅エンジニアさんに出会えたのは、本当に幸運だったと思います。
在宅エンジニアの課題はありますか?
在宅エンジニアは社員ではないので、「会社を成長させよう」とか、「社内の環境を良くしていこう」などというのは、在宅エンジニアの仕事ではありません。社員も在宅エンジニアもフルリモートで仕事をしていると、どうしても社員と同じようなものを在宅エンジニアにも期待してしまいそうになりますが、それはちゃんと分けるべきだと思います。当社も在宅エンジニアさんに会社の成長や方向性を話すことは、しないようにしています。
ただし、在宅エンジニア自身の成長や方向性という意味では、あまり経験がない分野の仕事を「やってみてはどうか?」と勧めることはあります。在宅エンジニアさん本人も希望しているようであれば、成長を促すような仕事もお願いしても良いのではないでしょうか。
業界全体としての話をするならば、エンジニアがリモートで作業をするというのはスタンダードになってきています。転職中の人も、半分の方がフルリモートを望んでいるそうです。「在宅エンジニア」というキーワード自体を転職業界も普通に使い始めてきているので、ビジネスとして、派遣の在宅エンジニアのメリットをどこで出していくのでしょうか。「コスト」や「採用スピード」の他にも、今後はより付加価値的な展開が大事になってくると思います。
在宅エンジニアの活用について、今後の展望をお聞かせください。
現在入っていただいている在宅エンジニアさんについては、できる限り長く一緒にやっていきたいというのが当社としての希望なので、もし派遣の契約期間が切れたら業務委託に切り替えるなどの方向性が探れればなと思います。
一方で、最近AWSの環境構築のお話をいただくことが増えてきたので、バックエンド系の方にも入ってもらいたいですし、PHPのエンジニアも足りていないので増やしたいですね。今後、急に人を増やさなければならない新規の案件や長期的なプロジェクトが入ってきたら、当社としてはコネクティルさんを第一の選択肢として、採用を進めていきたいと思っています。
〜 ポータルシステム株式会社で働く在宅エンジニア 〜
在宅エンジニアさんにもインタビューしました!
【40代 大阪府在住 岡本さん】
これまでの経歴と現在の仕事内容は?
大阪のシステム会社に数年間在籍した後、独立しました。その後、病気のために仕事から離れましたが、現在はポータルシステム様でPHP/Java/C++ を使ったWebサイト構築運営や、iOS/Android アプリ作成などを担当しています。
テレワークで円滑に仕事をするために、心がけていることはありますか?
テレワークでは文字でのやり取りがメインになることが多いため、連絡を取る際には誤解や解釈の違いが生まれないよう、文章や言葉の選択に気をつけています。
ポータルシステム株式会社様の業務に参画して良かったことは何ですか?
これまでの請負での案件は開発に終始しており、納品して終わりになることが常でした。しかし、ポータルシステム様では運用面も任せていただいているため、そこに関連するノウハウも学ぶことができる点が良かったと感じています。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
PythonとDjangoについてまだまだ習熟していないことが多いので、もっと知識と経験を重ねて業務の幅を広げ、スムーズに開発が進められるようになりたいと思います。
今橋様、岡本さん 取材のご協力ありがとうございました。
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