在宅SE活用インタビュー
在宅エンジニアの幅広いスキルが
自社開発業務にベストマッチ
株式会社アンドイフ・ネットワークス
主な事業内容:
2011年設立以来、大手企業のシステム開発を受託。
一昨年より、園業務支援クラウドサービスソフト「すまぁとあんふぁん(仮称)」の自社開発にも注力。
https://andif.co.jp/
株式会社 アンドイフ・ネットワークス
代表取締役
矢野 耕一 様
「すまぁとあんふぁん(仮称)」について教えてください
「すまぁとあんふぁん(仮称)」は、中小規模の認定こども園・保育園・幼稚園の事務業務をサポートする「園業務支援サービスソフト」で、現在当社が取り組んでいる自社開発サービスの名称です。「あんふぁん」にはフランス語で「子ども」という意味があり、保育士さんたちの要望から生まれた当社独自のサポートシステムになります。
当社では2011年の創立以来、受託のシステム開発に携わってきました。その中で10年ほど前に依頼があり、認定こども園向けの支援システムを独自に開発する機会をいただきました。
園の規模には関係なく、園事務業務を保育士さんや園長が兼務するケースも多く、例えば時間外利用料の計算や入金管理、自治体に補助金を申請するための資料作成といった毎月のお金の管理に関する業務が大きな負担となっていました。そこで保育業務に専念していただけるよう、「パソコン操作が苦手な方でも、入力するだけで計算をし、レポートを出せるシステムを開発したい!」と尽力したのです。結果、大変ご好評をいただくことができました。
さらに「このサービスは、いろんな園でのご苦労を軽減できるのではないか」と考え、完成したシステムをクラウドサービスにアレンジ・改良。販売力のある大手企業に提案したところ採用され、以来10数年に渡る開発業務の中で、たくさんの現場の声に合わせて工夫を重ねてきました。
併行して当社の将来性を考え、「受託100パーセントではなく自社サービスを作りたい」「自分たちが作ったシステムを自分たちの力で販売し、現場に届けたい」という想いも強く抱くようになりました。
そのため一昨年より、受託業務の中でも最も経験豊富な<園業務支援サービスの自社開発>に着手し、「もっと使いやすい、もっとわかりやすいシステム」を自分たちの手で創り始めたのです。
在宅スタッフを活用しようと考えられた理由と経緯を教えてください
自社開発を短期で完了し事業性を確保したい。その一方で受託の開発業務も継続している状況が続いていたため、兼務している当社スタッフの負担が大きくなっていました。「1日も早く、即戦力となる優秀なスタッフに参画してもらいたい」と急ぎ人材を探していたのですが、当社で必要としていた「マイクロソフトVB.netを習得し、かつ経験が深いエンジニア」とは、なかなか出会えずにいました。
その頃、コネクティルさんからの営業メールに、ふと「VB.netできる人いますか?」と返信をしたのです。すると間髪入れずにコーディネーターさんから「いますよ!」とプロフィールシートが届き、ご提案いただいた人材が在宅エンジニアの織田さんでした。
コネクティルさんのプロフィールシートは、他社のサービスと比較して記載内容が詳細です。得意な言語や経歴、フロントエンドとバックエンドの対応可否等、事前にここまでデータが揃っているのかと大変驚きました。コーディネーターさんの対応もとても早く、在宅エンジニアさんのスキルや経験も当社のニーズにマッチしていたため、すぐにお願いすることになったのです。
アサインいただいた在宅エンジニアの織田さんのパフォーマンスが、プロフィールシートからの予想を超えるすばらしさだったため、さらに在宅エンジニアの原田さんにも参画いただく運びとなりました。
ZAITの在宅エンジニア参画の決め手は、どのような点でしたか?
何より、在宅エンジニアのお二人ともVB.netに習熟されていることです。
これは当社の自社開発に参画していただく上で、どうしても外せない条件でした。
同時に在宅エンジニアの織田さんは、「バックエンドもフロントエンドも対応可能」とプロフィールシートにあったため、当社が開発しているクラウドサービスの開発にマッチする人材かもしれない、という期待もありました。
また在宅エンジニアのお二人とも、「ご家庭を持つ子育て中のお父さん・お母さん」という点も、アサイン決定要素のひとつとなりました。「お仕事を続けながら、お子さんを幼稚園や保育園に通園させるというご経験が、必ず業務に活きてくる」と考えています。実際、業務を進める上で「話が早い」と感じる場面も多くあるのです。
さらに園児の個人情報を扱う業務なので、セキュリティーポリシーを当然のこととして重要視できる人材を求めていました。子育てのご経験があるお二人は、その点でもさらに信頼できる人材だと判断しました。
“在宅エンジニアへの信頼が
自社スタッフを笑顔に”
在宅エンジニアのスキルや人柄がわかるエピソードがあれば教えてください
在宅エンジニアの織田さんは温和で冷静な人柄です。幅広い知識をお持ちで、VB.netだけではなくWeb系の言語も習得され、かつサーバー周りの技術やインフラのことについても習熟しています。複数業務に渡ってお任せすることができ、リーダーとしての業務も任せることのできる、とても頼りになる人材です。
「こういうふうにしておいたほうがいいのではないか」と調査・設計・実装等に関するアイデアも出してくださり、当社の足りないところも埋めてくださっています。当社の開発リーダーが逆に質問をする場面もあるほどです。
在宅エンジニアの原田さんもVB.netに習熟され、
かつドキュメンテーションの重要性も理解されています。
こちらで用意した資料をしっかりと確認しながら、
ご自身で作業を進めてくださるので、多くを説明せずに
業務をお任せでき、とても助かっています。
同じく主婦でお子さんのいる当社の女性スタッフの
もとで、クライアントアプリの開発業務をご担当いた
だいているところです。
在宅エンジニアのお二人に即戦力としてアサインいただいてからは、当社スタッフにも余裕が生まれて、「気持ちが楽になりました」とニコニコ笑顔が見られるようになったのです。
私もとても嬉しく思っています。
在宅エンジニアのパフォーマンスは如何でしたか?
在宅エンジニアさんの高いパフォーマンスに大変満足しています。
システムは「作って終わり」ではありません。
そのため仕事をする上で、3つのポイント「継続性・保守性・ドキュメンテーション」を私は最重要視しています。
在宅エンジニアのお二人とも、これまでのご経験の中でこのポイントを既に習得され、業務上の前提としてしっかりお持ちです。この共通認識を持っている人材と出会えるケースは、経験上、貴重なことだという実感があります。
1つめの継続性は、「自身の業務を他者に伝える力」「次の担当者がスムーズに継承できるように伝えるスキル」です。全ての業務は会社として行うので、品質を担保するためにも非常に重要な要素で、工数的な二重投資を回避することにもつながります。
2つめの保守性は、システム開発の本論ではありませんが絶対に必要な要素です。監視プログラムや解析プログラム、サーバー管理等メンテナンス全般、多岐に渡る要素の重要性を認識していることで、システム開発業務の進め方も確実に違ってきます。そしてお客様への安心を提供できます。
3つめのドキュメンテーションは、情報の共有や自身の思考整理のためには必要不可欠な作業です。先程の「継続性」と「保守性」を補完・相関するための資料としても重要です。ドキュメントを共有することで、各自が自分のタイミングで作業を行うことが可能となり、各自の必要に応じて何度も確認できるようにもなるのです。 まさに在宅開発では必須の条件です。
フルリモートでの業務を始められた理由と、在宅業務で工夫されている点をお教えください
場所よりも人材にコストをかけたい、と私は考えています。
当社を設立する際にも、常時人が集まるオフィスの必要性を感じませんでした。システム開発には基本的に場所は必要ないと考えたからです。また私自身の長年の経験から、プログラマーにはオフィスよりも作業に集中できる環境こそ必要だと実感しています。
そうした理由から、常時ランニングコストのかかる資産を保有するのではなく、各メンバーが在宅で各自のペースで作業を進めるスタイルを、10数年間継続しているのです。コロナが蔓延してきた今だからこそ言えますが在宅ワークのトレンドに早くから切り替えてきたことに確信を持てるようになっています。
また私は、文字情報を大切に考えています。
オフィスですぐに質問できる環境では、「ドキュメンテーションを確認しながら、考察し作業を進める」という習慣が身につかない、というデメリットもあるのです。在宅の業務では、「文字を通してシステムを理解する能力」や「文字を通して相手に伝える能力」も養われます。各自の必要なタイミングで確認することもでき、確実に作業を進めることができるのです。
宅で各自のペースで作業を進めるスタイルを、10数年間継続しているのです。コロナが蔓延してきた今だからこそ言えますが、在宅ワークのトレンドに早くから切り替えてきたことに確信を持てるようになっています。
進捗の管理や連絡はZoomで週1回の定例ミーティングを開催し、効率も考えてサーバーサイド、アプリサイド等業務ごとにメンバーを招集・実績・課題報告をしています。さらに各自の業務の実績を報告いただくのが月に1回です。業務実績の管理はコネクティルさんのシステムを安心して活用。コミュニケーションツールはStockで、タスク管理はWrikeで。2つのツールを使い分けて、ほぼリアルタイムで業務を管理しています。
“在宅エンジニアのスキルと経験で
コマースサイトの自社開発も視野に”
在宅エンジニアを活用した結果はいかがでしたか?
ここまでハマるとは、思っていませんでした。
ちょうど当社が欲しかった部分のピースをうまく埋めて
くださっています。
さらに業務の中でお話をするうちに、予想以上にいろいろなスキルをお持ちだということもわかってきたので、
あれもこれも次々お願いしているところです。
例えば、完成した自社サービスをデジタルコンテンツ(PCのウィルス防止ソフトのように)として販売する段階で、コマースサイトも必要となります。これまでの当社の体制では、他社のASPを利用する計画でしたが、織田さんのスキルによって、「ASPを活用しなくても自社でコマースサイトも開発できるのではないか!」という見通しが出てきました。これはとても嬉しいことです。
なぜなら他社のASPを活用する場合、100の機能の内10の機能しか使わない、という状況が考えられます。もし10の部分だけを自社でサクサクと開発できるのであれば、他社のサービスに依存せずに、自社のニーズにフィットしたコマースサイトの実現が可能になるからです。
「スタッフのスキルによって実現方法も変わってくる」ということを、コネクティルの在宅エンジニアさんの参画をきっかけに、改めて実感しています。次々お願いしたいことがあり、言い出したらキリがないくらい。今まさにそういう状況にあるのです。
想像以上のパフォーマンスにとても助けられています。
在宅エンジニアの活用について、今後の展望をお聞かせください
「当社の社員になっていただきたい」と思うほど、コネクティルの在宅エンジニアさんのパフォーマンスを高く評価しています。信頼関係も築けているので、喫緊の課題である自社サービス「すまぁとあんふぁん(仮称)」の開発では、これまで社員に任せてきた業務も、お任せしていきたいと考えています。
自社サービスが軌道に乗れば、さらに人員も必要となりますので、またコネクティルさんにご相談する可能性も出てくるでしょう。
自社開発商品が軌道に乗ったら、在宅エンジニアのお二人とも親睦を深める機会がほしいなとも考えています。当社ではスタッフ全員が首都圏在住のため、時折リアルでも集まることができるのです。在宅業務が長いからこそ、仕事上では知ることのできない一面にふれる機会も大切に考えています。
スキルは経験の知徳かもしれません。けれども、そこには人がいるのです。
離れていても距離を感じさせない会社にできると嬉しいな、と考え始めています。
ZAITサービスはどのような企業にオススメできると思いますか?
「各メンバーにお願いした仕事が品質良く円滑に回れば、常時人が集まるロケーションは必要ない。」という判断に共感できる企業であれば、どのような企業にもオススメできると思います。
IT業界やWeb業界に関わらず、例えば金型メーカーでも和菓子店でも。フルリモートでの参画に違和感がない会社であれば、あらゆる場面で活用の可能性は必ずあります。「出社しなくても差し支えないから、この業務をお願いします!」という企業は数多くあると思うのです。リモート人材には「信頼」と「継続」という文字が唯一の絆になります。大切な点と考えています。
そして、これからの時代は、在宅でスキルを提供できる人材に企業がアプローチをして、活用していく傾向が加速していくのではないでしょうか。
株式会社アンドイフ・ネットワークスで活躍する在宅エンジニア
【50代 広島県在住 織田さん】
30年ほどシステム開発を行う会社に在籍し、開発を行う。2020年にフリーランスとなり、コネクティルにて稼働開始。
現在はアンドイフ・ネットワークス様とのご縁があり、プロジェクトに参画中。
出社で働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で改善されたことはありますか?
通勤時間がないため、状況に応じて臨機応変に対応できる点です。
特に新型コロナで子供の学校が休校になった時は、在宅勤務で助かりました。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
文章でのやりとりが多いので、読み手によって文章の「温度」が変わらないような言い回しになるように気を付けています。
アンドイフ・ネットワークス様の業務に参画して良かったことを教えてください。
30年の間に色々な案件を経験してきましたが、その知識と経験を生かせることができて良かったと思います。
また、メンバー間の雰囲気がとても良く、アットホームな環境で仕事をさせていただいています。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
漠然とした言い方になってしまうのですが、AIについて業務目線で勉強してみたいと思います。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてよかったことはありますか?
本来であれば、個人事業主なら自分で営業活動を行わなければなりませんが、それをコネクティルさんが引き受けてくださっているので大変助かっています。
【40代 茨城県在住 原田さん】
出向の形で様々な企業様の現場でシステム開発を行う会社に6年ほど在籍。結婚出産を機に退職。
縁あって現在のお仕事に在宅で参画。VB.netをメインに扱い、現在もVB.netでの開発を行う。
出社で働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で改善されたことはありますか?
通勤時間がないため、その分を家庭の時間に充てられることです。
テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか?
疑問点をそのままにすることなく、些細なことでも必ず質問するようにしています。
やり取りをしている相手の方もお忙しいと思うので、疑問点を必ず自分で調べ、どうしても疑問が解消されない場合に質問するように心がけています。
アンドイフ・ネットワークス様の業務に参画して良かったことを教えてください。
ドキュメントがしっかりと作られている会社様なので、とても業務を進めやすいです。自分が今まで培ってきたスキルを活用できているところもよいと思っています。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
プログラミングの知識がまだまだだな、と思うところもありますので、知識のレベルアップをしていきたいと考えています。
コネクティルで在宅のお仕事を始めてよかったことはありますか?
在宅している時間で仕事をし、家庭の時間に余裕もでき、メリハリのある生活を送ることができていると思います。
また子どもの学校行事に参加しやすく、学校のボランティア活動にも参加できています。子どもたちが帰ってきたときに必ず「おかえり」と言えるのも在宅勤務のメリットだと思います。
矢野様、織田さん、原田さん 取材のご協力ありがとうございました。
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