【現場インタビュー：株式会社エスアイピー様】少ない時間で参画する在宅エンジニアだからこそお互いにやり取りを大切に -在宅SE活用事例-

今回は在宅エンジニアと直接業務のやりとりをして下さっている現場の方にお話をお聞きしました。

株式会社エスアイピー

株式会社エスアイピー

畑田 好彦 様

在宅エンジニアを活用されるようになった経緯を教えてください

　基本的に開発は弊社メンバーで対応していますが、軽微な作業や補助的な作業が溢れてしまっており、人手不足を感じていました。そこで、そういった作業をお願いできる人が欲しいと思い、当社取締役の鈴木に相談したところ、既に1名、別案件でコネクティルさんの在宅エンジニアの方に作業を行ってもらっていたこともあり、もう1名追加で参画いただくことになりました。

在宅エンジニアにお任せ頂いている業務について教えてください

　現在のところは、稼働中のシステムの改修をしてもらっています。同じシステムに対して案件が2つあり、全体では4人ほどで担当しているのですが、そのうち1つの案件を私とコネクティルさんの在宅エンジニアである寺本さんの2人で作業しています。

　寺本さんに手伝ってもらっている案件は、全国にある中古車のオークション会場で出品される車を掲載しているWebサイトの改修作業になります。会員しかログインできないシステムになっていて、その画面に一つ項目を追加して登録できるようにするといった軽微なところから始めてもらっています。 たとえば、インボイス制度の導入によって、Webサイトから車を購入した時の請求金額のところにインボイス番号をつけなくてはいけなくなったので、そういった対応を一部手伝ってもらっています。

　寺本さんには副業として参画してもらっているため、夜間帯に1日2～4時間程度で出来る作業量を切り出してお願いしていますが、今後慣れてきたら、軽めの作業に関してはまるっと対応をお願いしたいと考えています。

在宅エンジニアのパフォーマンスはいかがですか？

　期待していたスキルと相違なく、問題なく作業をしてもらっています。

　まだ作業に関わってもらってからひと月ほどですし、日中は本業で他の仕事をされているため、限られた時間内で仕事を覚えていかなくてはいけないというところもあって、最初は引っかかりながら作業していた部分もあると思います。でも不明点や聞くべき事についてはきちんと質問もしてくれるので、特につまずくことなく作業が進んでいます。

　副業という観点でも、たとえば1日分の作業量を夜間に3日かけて作業してほしいとなると、本業との兼ね合いで難しい時もあるかもしれませんが、土日を含めた１週間という単位で作業してもらうと考えれば特に問題はありません。

在宅エンジニアとお仕事をすることに抵抗はありましたか？

　コロナをきっかけに当社もテレワークを行うようになり慣れていたので、近くにいない相手に仕事を任せること自体には特に抵抗はなかったです。

　また、普段から社内でZoomを利用してコミュニケーションを取っていて、何かあればすぐに聞いたり声をかけられる環境のため、離れて仕事をしていてもZoomを通してやり取りできれば問題ありません。

　セキュリティ面でも、在宅エンジニアの方には社内の開発環境につながるPCを1台貸与して、VPNで接続して使ってもらっており、今のところ問題ないと認識しています。

副業の在宅エンジニアに仕事を任せることに不安はありましたか？

　私は稼働時間が基本的に平日日中帯、寺本さんが作業されるのが夜間となるとやり取りにタイムラグが発生してしまいますから、そこは気になっていました。

　そのため、毎朝Zoomのメッセージで前日の作業結果を報告してもらっているのを確認するようにしています。その中で質問事項があったらメッセージに返信し、必要な時は時間を調整して打合せを行うこともあります。
　やり取りが、どこまで伝わっているのかが最初はわかりづらく不安もあったのですが、作業を進めてもらって結果を確認しているうちに、どう伝えれば、どのぐらい伝わるのかという感覚もつかめてきています。

　それから、極力、文章に残して相手に伝えることを心がけています。
　設計書には書いていないような、わかりづらいところは必ずメモに残して渡しています。まだシステム自体を理解してもらっている段階なので、まずは構成を把握してもらい、2,3ヶ月たって理解が進めば、もっと安心して任せられると思います。

在宅エンジニアの活用について、今後の展望をお聞かせください

　今後も仕事の量がたくさんある時には、在宅エンジニアの方にお任せできれば助かります。
稼働できる時間が限られている人材の場合、人数が多くなって、やり取りが大変なところもありますが、少人数であれば今のようにお任せできると思います。

　私もちょうど今、長崎に帰省中なのですが、テレワークをしている限りは都内であろうが地方であろうが、特に変わりなく仕事のやり取りが出来るので、そこが「在宅」の良さで助かっています。

　真面目な方で、どこまで作業が進んでいるのか報告を毎日きちんとしてくれる方でしたら、これからもお願いしたいと思っています。さらに、「こういう風に改修していかないといけない」と一緒に判断できるようになってくれる人であれば尚助かると思います。

【30代　熊本県在住　寺本さん】

　SES企業を数社経験、現在も平日の日中帯は会社員としてSES企業に勤める。
　その傍らで夜間帯や土日の時間を利用し、副業として株式会社エスアイピー様の案件に参画中。

以前出社で働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことは何ですか？

　現在も会社員をしている傍ら、副業としてエスアイピー様の案件に参画しています。現在勤めている会社と比較すると、自分の望む言語で開発に携われていると感じています。
　本業の方ではマネジメント側に携わることが多く、開発に従事できている状態ではないので、その点は仕事環境として良い点と感じます。

テレワークで円滑に仕事をするために心がけていることはありますか？

　　顔の見えない環境で業務をしている観点から心がけているのは、業務をこなした翌日には必ず進捗の報告を行うようにするということです。こちらの内容がなければ実際に業務の進捗がわからず、クライアント様を安心させられないと感じているからです。
　また、わからない点も同時に書くようにして少しでもチャットのやりとりを少なくし、負担軽減できるように考えております。テキストベースでわからない部分はZoomを使用して話しながら疑問の解消をするようにも心がけております。
　期限を決めることも重要と考えており、こちらも必ず業務を受ける際に確認するようにしております。

株式会社エスアイピー様の業務に参画して良かったことを教えてください。

　とにかくC#の言語をもっと極めたいという思いと、Web関連の知識をもっと深めたいという思いがありましたので、現在のエスアイピー様の案件とちょうど条件が合致している点が良かったです。
　また、わからない箇所や認識の齟齬がある場合にはしっかりと対応して頂ける点も良い点だと思います。

これからどんなことにチャレンジしたいですか？

　これからはC#の類似言語であるJavaの業務をしてみたいです。特にSpring Bootに携わりたいと考えております。

コネクティルで在宅のお仕事を始めてみて、いかがですか？

　本業+副業で、通常の本業のみの方がスキルを磨いていく過程を1とすると、副業がプラスされている分、1.5倍のスピートで技術の吸収ができていると思います。
　クライアント様それぞれに特色やプログラムの書き方が違うので、技術力を上げるのにはもってこいだと感じております。

　畑田様、寺本さん　取材のご協力ありがとうございました。