【株式会社プログミー様】 在宅エンジニアの活用で、フルリモートの組織として事業を運営・拡大 -在宅SE活用事例-

在宅SE活用インタビュー

“在宅エンジニアの活用で、

フルリモートの組織として事業を運営・拡大”

株式会社 プログミー

主な事業内容:
プログラミング教育用途のソフトウェア「プログミー」の開発とアップデートを手がける。
オンラインプログラミング教室も運営。
海外在住のエンジニアも参画し、60カ国語以上の言語に対応。2022年、JETRO・Techstarsによるスタートアップ支援プログラム「SCAP]に採択され、グローバル展開を加速。コンシューマー向けの「無料版プログミー」の提供もスタートさせる。
https://progummy.com/ja

株式会社プログミー 代表取締役 石橋康大様 
プログミー様ロゴ

株式会社 プログミー

代表取締役 
石橋 康大 様

事業内容とプログミーについてお教えください。

 当社では「いっしょに作るともっと楽しい」をテーマに、初めてプログラミングに触れる方でも、友達や先生と一緒に楽しく学べるWebアプリを開発し、アプリを使用したプログラミング教室も運営しています。

 ユーザーは小学生から高校生がメイン。特に小学校高学年から中学生を中心に、ゲーム作りを通してプログラミングを実践的に学んでいます。
離れていても隣にいるような感覚で学習できて、友だち同士で楽しくコラボすることもできるコンテンツです。国内だけではなく、海外でも広く利用され、学校やプログラミング教室、遠隔でのプログラミング教育などの現場にも導入されています。

 またIT系企業での社員研修など、エンジニア経験のないスタッフの教育や、非エンジニアのスタッフに向けて、企業のDXやシステム開発についての理解を促進するためにも活用されています。 

 プログミーとは、当社の社名であると同時に、当社が開発したWebアプリの名称です。
「プログラミングを2人組(グミ)や3人組(グミ)で楽しめる」というネーミングの由来の通り、最大の特徴は「プログラミング初心者が、複数人で同時に学べる」という点です。実際、私自身が長男と二人で楽しくプログラミングを学べるツールがなかったことが、この開発のきっかけでした。

 これまでのプログラミング研修ツールには、プログラミング知識が無いと使いづらかったり、複数人で同時に扱いにくかったり、という課題がありました。その課題をクリアして、ブロックを積んでいくようにアルゴリズムを積んでいくことができ、かつリアルタイムで同時にコーディングができる、ビジュアルプログラミングを開発しました。

 ソーシャルゲームに参加する感覚で、友だちや先生とプログラミングを体験したり、作ったゲームで遊んだり、企業のグループワークの研修で、アジャイルスタイルやスクラムスタイルのシステム開発を複数人で学んだり、チームワークでのプログラミングに親しんでもらうことを目的としたツールです。 

フルリモートで仕事を任せることに抵抗はありませんでしたか?

 場所というのは、仕事の本質ではない、と考えています。
スキルがあれば、どこで働いたとしても成果は上げられる、と私は思うのです。そのため、全く抵抗はありませんでした。

 当社では、以前よりフルリモート・フルフレックスで業務を行ってきました。
海外メンバーも参画しており、海外の採用プラットフォームからのアサインや、参画メンバーからの紹介、当社の事業に興味を持って直接ご連絡いただくなど、スタッフとの出会いの経緯も様々です。そのため働く場所も様々となっています。
私自身も業務委託でフルリモートの仕事をしていた経験があるので、仕事をする場所はスキルそのものには関係ない、という実感もあるのです。

 人材の確保という観点でも、在宅エンジニアの方も含めて広く探すほうが、当社が求めるスキルレベルの方とめぐり会える確率が高くなると考えています。
現在アサインいただいているZAITサービスの在宅エンジニアさんも、フルリモートです。それぞれのご経験を活かしながら大変ご活躍いただき、頼りにしています。

“在宅エンジニアのスキルと人柄
キャッチアップの姿勢に助けられています”

在宅エンジニアのパフォーマンスはいかがですか?

 コネクティルさんの在宅エンジニアのお二人とも、期待を上回るパフォーマンスを発揮していただいています

 在宅エンジニアの藤森さんは、システム開発やサイトコーディングなどのITに関連する経歴をお持ちです。エンジニアとしてのご経験を活かし、「プログラミングをどのように教材コンテンツに応用すれば、わかりやすく伝えられるか」を考案してくださっています。
もともと教育分野がご専門ではないと思うのですが、「子どもの視点・読み手の視点」をしっかりと考えてくださっていると感じます。

 人当たりも良く、誰と仕事をしても安心してお任せすることができるため、インターンの指導やディレクション、アドバイスもご担当いただいています。

 また、ご経験がない業務でも、キャッチアップして積極的に学んでいく姿勢をお持ちです。GoogleスプレッドシートではGoogle Apps Scriptを手がけ、社内ツールの効率化業務を担っていただいています。競合他社のツールを触ってみるミーティングにも興味を持って参加し、Slackを活用して情報発信や情報共有も積極的に行ってくださり、とても助かっています。 

株式会社プログミー 代表取締役 石橋康大様と子供達がPCをのぞき込んでいる

 同じく在宅エンジニアのTさんは、想像以上のスキルの高さで、エンジニアメンバーの中心的存在としてご活躍いただいています。
ソーシャルゲームの開発のご経験から、当社の教育分野のソフトウェア・プログミーの「友だちと一緒に作るともっと楽しい」というソーシャル面を意識した開発をお願いしています。KPIのセッティングや、ソフトウェアのアーキテクチャに対するベストプラクティスをご存知なので、業務を安心してお任せすることができます。

 また、システム開発企業でのCTOのご経験があるため、エンジニアチームのタスクの割り振りやマネジメントなど、プロジェクトの進行役も担当していただいています。
2023年からはエンジニアの採用に関してもお手伝いいただき、応募の際のレジュメの評価や開発スキルの確認もお願いすることができ、大変助かっています。

在宅エンジニアの業務管理についてお教えください。

 信頼関係を大切にしているので、アウトプットで示してもらうことを基本としています。

 タスクはチケットで管理し、ひとつのトピックに対してひとつのチケット、ひとつのチケットに対して担当者1人を割り当てます。私自身のエンジニアとしての経験からも、進捗管理がしやすく、作業者としても取り組みやすいと感じている方法です。
稼働時間など最低限の管理はしていますが、パフォーマンスで結果を出してもらうことを重視しています。

 また対面のウィークリー・ミーティングとして、週1回のペースでビデオ会議を開催し、進捗やタスクの割り当て、困っていることがないかなどを確認しています。その他、疑問点や課題などがあれば、すぐにSlackで気軽に、母国語で投稿してもらうように伝えています。 

“世界中のフルリモートのスタッフが
働きやすい環境をめざして”

在宅エンジニアとのコミュニケーションで工夫している点や課題はありますか?

 当社では、社内コミュニケーションの活性化のためにSlackの活用に注力しています。

 まず新規参画したスタッフには、Slackでの振る舞い方のルールを示した「read me」のチャンネルを用意し、「リアクションを多く付ける人がえらい!」という雰囲気を作っています。 

 リアクションがにぎやかだと雰囲気が良くなるので、カスタムの絵文字も追加しています。
拡張機能を使用して、他のワークスペースのカスタム絵文字を追加したり、動きのあるリアクションを作成できるWebアプリで、オリジナルのアニメ絵文字を作ったり、使いやすいリアクションをバリエーション豊富に揃えています。

株式会社プログミー 代表取締役 石橋康大様 講義中のお写真

 さらにエンジニアさんには、Slackの運用が便利になるようなbotを作成していただいています。私自身も、Slack上で動く翻訳のbotを作成して導入し、みなさんにも活用していただいています。
Slackの分け方も01・02などのナンバリングをした上で、チャンネルの目的を表す言葉をつけて、きれいに並べて見やすくなるように工夫をしています。

 また自己紹介チャンネルを設け、各作業者が「これまでこういうことをやってきて、今はこういうことに参画している」と各自が工夫して自己紹介をしてくれています。特にディレクションはしていないのですが、こちらもリアクションがとても活発です。

 一方、フルリモートなので、オフィスや飲み会などで気軽に相談したり雑談をしたりすることがないため、心の距離を近づけてパフォーマンスを向上させるという点は、課題と言えるのかもしれません。

在宅エンジニアの活用について、今後の展望をお聞かせください。

 当社は今後もフルリモートの組織として、事業を拡大・充実させていきたいという展望を持っています。
目指しているのは、世界中にスタッフがいて、リモートで働いている組織です。
そのため、フルリモートのスタッフのみなさんが働きやすい組織を、改善しながら運営していきたい。信頼できるエンジニアさんに長く参画してもらえるスタイルを確立し、グローバルチームを作っていきたいのです。

 フルリモートの組織で、世界的に成功しているウクライナのGitLab社も目標のひとつです。
中でも私は、「ドキュメント化する文化」に注目しています。ドキュメントをGoogleドライブやNotionなど、アクセスしやすい場所にしっかり残すようにしていくこと。スタッフの住む場所によって時差もあり、全員が顔を合わせられない場合なども、議事録を非同期で確認できる状態にする点も参考にしているのです。

 現在アサインいただいているZAITの在宅エンジニアさんには、当社の事業の運営と拡大に大変貢献していただいています。ぜひ長く継続してご活躍いただきたいと希望しています。同時に今後も在宅エンジニアの活用を積極的に取り入れていきたいと考えています。

フルリモートで海外展開されている見地から、どのような企業にZAITサービスはオススメですか?

 考え方が柔軟で、新しいワークスタイルを取り入れることに積極的な企業におすすめです。スタートアップにも適していると思います。当社のようなソフトウェアを開発する企業など、PCで業務が完結するスタイルの企業にも向いているサービスです。


株式会社プログミーで活躍する在宅エンジニア

在宅スタッフ藤森さん

【40代 東京都在住 藤森さん】

C++を使用し、工業製品を検査する画像処理ソフトの開発に8年間携わる。その後12年間の専業主婦を経て、ICT支援員やWEB制作を経験。

現在はプログミー様の業務に参画し、教材や社内ツールの作成、オンラインプログラミングの講師を担当。

以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?

 在宅・フレックスで働けるということが何より大きい点です。

 専業主婦から仕事に復帰した際、週2日だけの業務にしたのですが、通勤時間もかかり、フルタイムの勤務や、数回ではなく長期間勤務し続けるとなると、大変だと感じました。 子供が大きくなったとはいえ、学校行事は不規則に予定が入ってくるため、自分で時間を調整できるのはとても助かります。
また私の場合は体質が夜型なので、夜にお仕事できるという点もありがたいです。

テレワークで円滑に仕事をするために、心がけていることはありますか?

 やはりコミュニケーションです
テキストだと同じ文章でも、怒っているのか冗談なのか伝わらない場合もあると思います。適度に絵文字を使ったりしています
また、常にパソコンを開いている訳ではないので、Slackのアプリをスマホに入れて通知が来るようにしています。またメッセージを送る際、 enterとshift+enterは間違えやすいので、一度メモ帳に書いてから送信するなど、ちょっとした工夫も取り入れています。

プログミー様の業務に参画して良かったことを教えてください。

 考え方や業務の進め方が、非常に新しく合理的なところに刺激を受けています。自分が働きやすいというだけでなく、普通なら会う機会のない海外在住の方や、自分の子供でもおかしくないような年齢の方と働けるのは得難い体験です。また、講師業などの様々な業務を任せていただけるのも楽しいです。

これからどんなことにチャレンジしたいですか?

 教材作成をベースとしつつ、様々な業務に関わりたいなと思っています。
最近はGASを使った社内ツールの作成を提案し任せていただいたので、これからも積極的にできることを探していくつもりです。


在宅スタッフTさんイメージ画像

【30代 東京都在住 Tさん】

モバイルゲームの開発を中心に行う。

現在は複数人で、ビジュアルプログラミングを行うサービスの開発・運用を担当している。

以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことはなんですか?

 自分の時間がとりやすくなったことが、一番大きな変化かと思います。
これまでだと興味のある話題にぶつかったとしても、業務の都合上後回しにすることが多くありました。現在は「もしかしたら使えるかも?」という程度の軽い気持ちで時間を確保して、知識の収集に取り組むことができています

テレワークで円滑に仕事をするために、心がけていることはありますか?

 作るものに対して、あやふやな部分を残さずに作業を進めることを一番心がけています
「こう思っているだろう」「普通ならこうする」といった仮定で作業を進めると、後に大きな認識の差異が生まれるので、そうならないようこれまで以上にコミュニケーションの時間をとっています。

プログミー様の業務に参画して良かったことを教えてください。

 これまで作成したことのない分野のサービスで、とても新鮮な気持ちで開発できていることです。
また、プログミー内でゲームを作る方が多く、これまでの経験から活かせる部分が多々あるため、違和感なく作業にあたることができていると思います。 興味のあることに関しても率先して取り組める環境で、色々な経験を持っている方が集まっているため、とても楽しんで作業をすることができています。

これからどんなことにチャレンジしたいですか?

 今話題のChatGPTなどのAI技術の開発によって、今後エンジニアに求められるスキルや業務内容は、日々変化していくことになると思っています。
これまでに得た知識に固執することなく、新しい流れにも乗れるようにアンテナを伸ばし、さらに今抱えている業務にも新しい技術を導入していきたいと思っています


 石橋様、藤森さん、Tさん 取材のご協力ありがとうございました。

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