在宅SE活用インタビュー
“DTPも、語学も。
多才なスキルを持つ在宅デザイナー”
WIBU-SYSTEMS株式会社
主な事業内容:
ソフトウエアを暗号化し、ライセンスをつけることができる「CodeMeter」の販売、導入。ドイツに本社があるWIBU-SYSEMSの日本法人。
https://www.wibu.com/jp.html
WIBU-SYSTEMS株式会社
マーケティング部 根本 美知子 様
在宅デザイナーを活用し始めたきっかけは何でしょうか?
当社が販売しているソフトウエアを使って開発する会社さん向けに、デベロッパーガイドというマニュアルがあります。デベロッパーガイドは本社のドイツでつくっていますので、以前は英語とドイツ語しかありませんでした。そのため日本語でもつくる必要があったのですが、当社は日本法人設立から5年以下の会社です。マニュアル担当部署もないですし、マニュアルをつくった経験がある社員もいない状況でした。
外部にお願いせざるを得なかったのですが、全てを外注すると膨大な経費がかかるので、翻訳まではどうにか社内で対応することになりました。しかし、それをきれいにまとめるDTP作業をできる人がいなかったので、 その部分は外部に依頼することになりました。
ここで問題があり、DTP作業を外注するにはページ数やデザインなど、しっかり決めてからお願いしないと、そもそも見積もりがもらえませんよね。でも社内でも初めてのことなので、進めてみないとわかりません。
そんな時に前社長がコネクティルさんと出会い、在宅デザイナーさんをご提案していただくことになりました。そのため、最初から在宅デザイナーさんを探していたのではなく、たまたまではあったのですが、結果的にとても良いサービスがあることを知ることができました。
“DTPスキルに加え、外国語も使いこなすデザイナー”
在宅で対応しているスタッフのスキルや経験、人物像を教えて下さい。
この在宅デザイナーさんに決めた理由は、マニュアルの作成に携わった経験があったというのが一番大きかったですね。実際に仕事を始めてみると、すごく前向きで明るい方で、仕事にも積極的でした。また、もともと外国の方ですが、マニュアル作成時に必要な英語のスキルがありましたし、私との会話は日本語でした。日本語も英語も対応可能だったので、とても仕事がやりやすかったです。
デザイナーさんのDTPスキルについても、助けられていました。なるべく効率的に作業ができるように自分で工夫してやってくれていましたし、途中で変更しなければならなかったときも、デザイナーさんの技術でなんとかなりました。
仕事のスピード感も申し分なく、とても丁寧で、逆に私の方が指摘を受けたりしていました(笑)。あちらはプロなので、私たちはプロの経験・知識・技術をお借りするというスタンスで仕事をしていました。
在宅デザイナーには具体的にどのような業務を任せていましたか?
マニュアル全体のレイアウトを決めていただく仕事をお任せしていました。例えば、英語版では製品名のフォント、サービス名のフォントなど、表記が細かく決まっていたのですが、それでは日本語版のフォントはどうするかなど、一緒に相談しながら決めました。
また、アイコンのデザインもお願いしたのですが、最初にお試しで作成していただいたテンプレートを見たとき、それに一目惚れしました(笑)。とてもセンスが良かったです。
仕事を進める上で、私自身も初めてのことなので、何をどう決めたら良いのかがわからなかったのですが、それもデザイナーさんがリードしてくださって助かりました。
近くにいない相手に仕事を任せることに抵抗はなかったですか?
コロナ禍だったからということもありましたが、特になかったですね。会社に来てやっていただくとなると、パソコンの準備や入館証の発行など、準備が必要になってしまいます。在宅でのお仕事なので、そういった出社に必要な事前準備をしなくていいので、楽をさせていただきました。
セキュリティ面に関しても、すでに外部に出ているマニュアルの仕事でしたので、そんなに気にする必要がありませんでした。資料の受け渡しなどは当社で使っているファイルサーバーでやりとりをしましたが、それぐらいです。
“お互いの配慮が仕事をスムーズに進めるコツ”
オンライン上での業務内容の確認やコミュニケーションに、問題はありませんでしたか?
特に大きな問題はなかったです。しいて言うなら、私がWindowsで、デザイナーさんがMacだったので、互換性がなくて資料を見られないということはありましたが、電話などでやりとりをして解決をしました。
また、デザイナーさんが仕事しやすいように、キリの良いところでマニュアルをお渡しし、一回に渡す分量もほどほどにしました。あとは、デザイナーさんに対してあまり難しい日本語を使わないように気をつけました。
このデザイナーさんは子育て中の方だったので、ご本人は大変だったと思いますが、うまくやりくりして空いた時間で仕事をこなしてくれました。私の方でも、なるべくお子さんが幼稚園に行っている午前中に連絡を取るようにして、夕方の忙しい時間帯の連絡は避けるようにしていました。「9時-5時で仕事をする必要はない」ともあらかじめ伝えてありましたし、お互いが仕事をしやすいように、気を配りながら進めるように心がけました。
在宅の方に仕事をお願いすると、こちらが仕事を渡す方で、デザイナーさんがお仕事に対応する方なので、ともすると上下関係が発生しがちですよね。私自身はそういうことはしたくなかったので、デザイナーさんにリスペクトの心を持って対応するようにしていました。
“契約後もコネクティルの担当者が手厚くサポート”
在宅デザイナーを活用してみた結果はいかがでしたか?
私としてはとても満足していて、それもこの在宅デザイナーさんが良い人だったからというのが大きいです。また、今回の仕事は進捗管理を細かくしなければならないものではなかったので、在宅デザイナーさんにお願いするにはちょうど良い仕事だったのだと思います。
「こういう作業を在宅でやってくださる方がいるんだ」ということ自体が、結構驚きでした。結果的にとても良かったです。
困ったことがあればコネクティルの担当さんがサポートしてくださったことも、好印象でした。定期的に連絡をくれて、「在宅デザイナーはどうですか」とヒアリングをしてくださったので、その都度、何かあれば相談することができました。在宅デザイナーさんと私だけではなくて、担当さんも含めて、三者でうまくコミュニケーションが取れていたと思います。
在宅デザイナーの課題はありますか?
コネクティルさんへのお願いになってしまいますが、在宅デザイナーさんとの指定のコミュニケーションツールがあるとすごくありがたいなと思いました。デザイナーさんとはメールでやりとりをしていましたが、ちょっと話したい時に使える、コミュニケーションをセキュアにできるツールを、最初に取り決めておけたら、もっと良かったです。
在宅デザイナーの活用について、今後の展望をお聞かせください。
今回の経験で、「在宅デザイナー、エンジニア」がとても良いというのがわかったので、今後も仕事がある時には、選択肢の一つとして上がってくると思います。マニュアルを更新する時があれば、またお願いしたいと思います。
〜 WIBU-SYSTEMS株式会社で働く在宅デザイナー 〜
在宅デザイナーさんにもインタビューしました!
【30代 埼玉県在住 ウクライナ出身 アンナさん】
これまでの経歴と現在の仕事内容は?
マーケティング企業で取扱説明書の作成業務をメインに2年間勤め、その後IT企業でホームページのデザイン作成に2年間ほど携わりました。出産で退職してから4年近く復職ができませんでしたが、在宅ワークでホームページデザインやグラフィックデザイン制作業務を担当しました。
その後、WIBU-SYSTEMS様でガイドブック作成のお仕事を任せていただきました。
以前働いていた頃と比べ、現在の仕事環境で良くなったことは何ですか?
1時間近く電車通勤した頃と比べ、在宅ワークできる環境になって非常に効率的になりました。家事や幼稚園の行事、子どもが風邪をひくことも多いのですが、家庭との両立がしやすい環境です。少しずつではありますが、Adobe InDesignのスキルアップもできました。
テレワークで円滑に仕事をするために、心がけていることはありますか?
オフィスにいなくても画面共有しながらであれば説明もしやすいので、言葉で伝わりにくい時は、時間を合わせて画面共有で話し合うことでスムーズに進めていました。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
デザインのセンスを、もっと時間をかけて磨いていきたいと思います。また、動画編集やデザイン業務以外にも、システムのテスト業務の仕事がありましたらチャレンジしたいです。
根本様、アンナさん 取材のご協力ありがとうございました。
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